
猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
ご飯をあまり食べない猫に使える栄養剤ってないかな?
この記事では、こんな疑問にお答えします。
猫は口からご飯を食べなくなると、急激に弱っていきます。
病気や腎不全などで食べる量が少なくなってきたり、食べなくなってきたら栄養剤をあげたり強制給餌も考えないといけません。
その時になってあわてる前に調べておくことが大切。
特に強制給餌で使える「シリンジ」はくさるものでもないので、特に何もなくても買っておくことをおすすめします。
あとこのブログではわたしがいつもすすめているヤギミルクも常備した方が絶対いいです!
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*2022年12月の記事を加筆・修正して再アップ。
猫が高齢になったり、病気になったり、腎不全になったりするとごはんを食べなくなることがあります。
点滴をすれば水分とビタミンは補えるけど、生命維持にもっとも大切なタンパク質が補えません。
そして、
猫は口から食べられなくなると、転げ落ちるように弱っていきます。
だから、猫がご飯を食べなくなった時に栄養剤として使えるものを調べておいた方がいいです。
何かの病気や慢性腎不全で状態が悪いなら、あらかじめ買っておくことも大切。
いざという時のことを考えておきましょう!
高栄養のものを自分からなめてくれればいいのですが、そうでない場合は強制給餌も必要になります。
強制給餌になると、シリンジもいるので、それは後ほど紹介します。
猫の栄養剤の種類ってすごいたくさんあるんですが、わたしが見た中で良さそうでレビューの評判も良さげなものを選びました!
いくら食べない時だからといって「砂糖など」が原料の一番最初にあるものはやめた方がいいです。
栄養剤には、いくつか種類があります。
番外編として最後にチャオちゅーるのエネルギータイプ「エネルギーちゅーる」も紹介しています。
まったく食べなくなっても、強制給餌をする前に少量そのままであげてみてください。
もしかしたら、自分からなめるかもしれないから!
吐いちゃう可能性もあるから、少量ですよ!
本当に自分から食べてくれることが何より大切なので、色々あげて好みも見つけてほしいです。
慢性腎不全の時にも食べないことはよくあるので、腎不全用に調整された商品も紹介しています。
でも、栄養の調整は二の次。
それより
腎不全の猫に調整されていない商品をあげることを気にする必要はありません。
生命維持の方が重要!
食べることの重要性は「慢性腎不全の猫において「食べないこと」が一番悪い理由とは。」で解説しているので、知りたい方は見てみてください。
エナジー500は、粉末の商品をお湯でといて好きな濃度にすることができます。
Amazonでもとても売れていて評判もよく、わたしも15年前くらいの腎不全猫に使っていました。
原材料
中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)含有調整脂肪、乳たんぱく質、脱脂粉乳、粉末水あめ、消化態乳たんぱく質、蔗糖、ココナッツオイル、ミネラル酵母、アミノ酸類、ビタミン類、ミネラル類、二酸化ケイ素
人間用のMCTオイルで知られている中鎖脂肪酸を含んだ脂肪が、原材料のトップにきています。
中鎖脂肪酸は、エネルギーになりやすいので使われているのでしょう。
これは人間の話で、肉食動物の猫のエネルギー代謝が同じかはわかりません。
液体やミルク状のものをあげる時にはシリンジが必要ですが、同じくワンラックからも出ています。
シリンジは人によって使いやすいものがあるので、こういった注入器かあとは普通のシリンジも色々検討してみてください。
\絶対あった方がいい!/
わたしはテルモのシリンジが使いやすいです。
シリンジだけでもあらかじめ持っておくことはおすすめ。
わたしは2.5ml、5ml、10mlは常備してます。
わたしは色んなサイズのシリンジを使ってきましたが、結局2.5mlが一番使いやすい。
手になじみやすく、出す量も調整しやすいのです。
こちらも粉末の商品で好きな濃度に溶かすことができます。
猫の状態や状況によっていろんなパターンがあるのが便利。
人疾患用は、消化しやすいタンパク質や脂肪を使っています。リンも制限してある。
原材料
中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)含有調整脂肪、デキストリン、消化態乳たんぱく質、乳たんぱく質、脱脂粉乳、卵黄粉末、酵母エキス、パン酵母、乳糖/アミノ酸類、ビタミン類、ミネラル類、クエン酸、二酸化ケイ素、乳化剤、酸化防止剤
粉末の商品は手間はかかるけど、保存性が高いのがいいところ。
お湯で溶かしたものは日持ちしないけど、粉末のままなら日持ちしますからね。
粉末の商品をお湯で溶かしてシリンジであげる場合、よく溶けないなら茶こしで通すのがおすすめ。
ヤギミルクを溶かして日常的にあげてますけど、粉末のものをきれいに溶かすのって結構大変です。
チューブダイエットは用途によっていろんな種類があり、緊急用のスーパーハイカロリーなものもあります。
キドナは100g中の代謝エネルギーが495kcalのところ、カケシアは100g中なんと651kcal!
脂質が55%以上とめちゃんこ高いです。
これだけ脂質が高いと消化できない場合、下痢するかもね
これはその猫の状態によるな~。
下痢しないようなら、カケシアはいい選択です。
リンパ腫の猫に試して良かったのが「リカバリーZ」
吸収のいい脂肪と吸収のいいタンパク質が入っています。
詳細は記事を見てほしいのですが、うちの猫のリンパ腫がよくなったのはリカバリーZで栄養面のサポートができたおかげもあるでしょう。
リカバリーZもミルク風味なので、ミルク好きなら大丈夫かと!
こちらは、腎不全の猫用に調整された液体の商品です。
原材料
低乳糖ミルク、マルトデキストリン、アラキドン酸高含有植物性油脂、カゼインカルシウム、カゼインカリウム、濃縮大豆タンパク、魚油、タウリン、乳化剤、増粘安定剤、ミネラル類、ビタミン類
消化のいいタンパク質を使用し、リンを制限しています。
そのままあげられて便利な反面、コスト的にちょっとね・・・。
忙しい人などは便利なものと、手間はかかるけど安いものと併用してうまくやってくださいね。
短期的なお世話ならいいけど、長期にわたるなら人間の負担も考えないといけませんから。
「開封後は冷蔵保存し、48時間以内に飲んでね」と指示がありますが、難しい場合は小分けにして冷凍するといいでしょう。
製氷皿にわけている方もいましたよ。
腎臓サポートリキッドは、シリンジで吸いやすいようにキャップがついているのが親切。
味はとてもいいようです。
栄養剤の多くは、消化がよく、栄養満点な「粉末乳」が原料のものが多いです。まあミルクなので嗜好性はいい。
牛乳系が嫌いな子は逆に探すの大変かも
「クリティカルリキッド」の方がタンパク質量が多いので、腎不全でも気にならないならこちらの方がいいです。
ただ、ちょっと高すぎるのでどうかなという感じ。
カロリーエースプラスは、液体の流動食です。ムースタイプもありますが。
原材料
乳等を主原料とする食品、乳たん白、砂糖、鶏卵、大豆油、食塩、増粘多糖類、乳化剤、タウリン、アミノ酸類、ミネラル類、ビタミン類
カロリーエースは療法食ではなく、総合栄養食だからでしょうか、表記がだいぶざっくりです。
「デビフ」は全般的に味がおいしい方なので、そのままなめてくれる猫も多いようです。
価格がお安めの液体流動食なので、口内炎の猫さんなどにいいですね。
85gと少なめではありますが、残った場合冷蔵し、次にあげる時は温めないといけないので、手間はかかります。
自力で食べられそうな猫さんには、ムースタイプも。
とにかく、強制給餌するにしても猫の好みの味の方がいいです。
強制給餌でも好みの味でないと飲み込んでくれなくて、出しちゃう猫もいますからね。
まずは少量で買って、あげてみるのがいいですね!
猫が大好きなチャオちゅーるには、通常のものよりエネルギーが2倍の「エネルギーちゅーる」というものがあります。
慢性腎不全の猫もよく食欲不振になりますので「低リン」に調整してあるのは便利。
チャオちゅーるの場合、粘度があるので飼い主さんが指にとり、猫の上あごをめがけてこすりつけるような感じでもいけます。
低リンではないですが、とりささみ味もある。
関連記事 慢性腎不全の猫がちゅーるしか食べないなら、それでもいい!【食べることが何より大事】
とにかく、まったく食べないにしろあまり食べないにしろ、吐かれてしまうとむしろ猫の身体に負担をかけます。
だからとにかく、
少しずつあげましょう!
あと、いくら栄養たっぷりといっても口から入れる以上それを消化吸収できないと意味がありません。
今回紹介したものの中では、カロリーエース以外は消化をよくしている製品なので大丈夫かもしれません。
でも、今のわたしなら消化酵素も一緒にあげます。
消化酵素は基本無味無臭なので、混ぜてもわからない。
うちの猫にはいまはこちらをあげています。
市販の商品以外にもわたしがいつもすすめているヤギミルクも食べない時の栄養補給に使えます。
うちの猫はヤギミルクに何度助けられたことか!
これまで紹介した商品はすべて「乳」が主成分でした。
やっぱり「乳」の栄養価が高いってことですよね。
ヤギミルクは、そのままでも牛乳より栄養価が高く、消化がしやすいので絶対常備しておくことをおすすめします!
うちでは食欲がない時は、ヤギミルクにコロストラムも混ぜることもあります。
もうこの商品何年使っているんだろう、ってくらい使ってます。
コロストラムは、「初乳」のことなのですが初乳はその種の赤ちゃんがそれだけで育つくらい栄養豊富なもの。
食べていない時は、免疫力も下がりやすいので、免疫アップ成分を含むコロストラムをヤギミルクに混ぜるのは超おすすめ!
あとは食材として「卵黄」や「レバー」は栄養が豊富なので、栄養補給に使えます。
ただ、強制給餌に使うにはシリンジに入れるのに苦労するのが難点かな。
エナジー500やチューブダイエットは粉末なので、少量をあらかじめ買っておいて試してみるのはいいですね。
あとは何度も言うように好きなヤギミルクは事前に見つけておいてください!
食欲がおちたり、食べない時のケアの仕方でその後の状態って結構変わります。
いざという時のために備えておこう!
猫は口から食べないと、転げ落ちるのが早いため、元気なうちから食べられるものを増やしておくことはすごくすごく大切なことです。
キャットフードだけでなく、手作り食材や人の食べ物だって全然平気です。
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