猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
猫が好きな食べ物を知り、食べられるものを増やそう!【好物を増やしておいた方がいい意味とは】
自分の猫が好きな食べ物を知っていますか?
猫は犬のように比較的何でも食べるってことが少ない。
だから、元気なうちから食べられるものを増やしておくことが大切です。
いろいろなものを食べられることは、病気になったりして食欲がないときにとても役に立ちます。
猫は、口からものを食べないと転げ落ちるように弱っていきます。
口から食べることが本当に大切です!
元気なうちから食べられるものを増やし、選択肢を増やしておきましょう。
これは、猫の健康に関わりますが、いざというとき飼い主さんが少しでもラクになる方法でもあります。
- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
2023年2月の記事を加筆・修正して再アップ。
食べられる食材を増やしておいた方がいい理由
猫が病気になったとき、回復を左右する大切な要素があります。
- 猫がみずからごはんを食べること
腎不全など何かしら病気が進行すると、猫が今までのごはんを食べなくなることはよくある。
うちの子は、これしか食べないんですよ~
こういう声、よく聞きますが、とっても危険。
最初からせまい選択肢では、すぐ食べなくなり、脱水にもなる。
そして
- 猫はみずから食べないことが続くと、命の危険が近づくから。
もちろん、点滴をすれば、水分とある程度の栄養を補給できるからすぐにどうこうではない。
だけど、それだけだと猫の生命力はどんどん弱ります。
猫が自発的に食べなくなると、坂道を転がり落ちるように弱っていきます。
- 食べないと体温が上がらない
- 体温が低いと血流も下がる
- 血流が下がると免疫力も下がる
強制給餌も可能だけど、それもじきに猫が嫌がるようになることが多いのです。
▼ 強制給餌に使える栄養剤はこちらで紹介しています。
少しでも口から何か食べてくれれば、その勢いで普通のごはんを食べてくれたことはわたしは何回もありました。
猫は何でもかんでも食べてくれない
「猫はグルメ」ってよく言われます。
わがままな性格だから、みたいに思っている人もいるけど、全然違います。
そういう身体なんです。
自然界で危険な毒を持っているのってほぼ植物なんですね。
だから、草食動物っていうのは解毒能力が発達している。
しかし、猫は肉食動物。
肉食動物が植物を摂取する機会は、草食動物の腸内にある植物くらい。
肉食動物である猫は、毒に触れる機会が少なかったので、そこまで能力が発達しなかったのです。
- 肉食動物である猫は、肝臓の解毒能力が低い。
解毒能力が低いから、口に入れるものにこだわるわけです。
猫の肝臓が弱い理由はこちらでも解説しています。
猫は犬よりもよく嘔吐しますよね。
これも体内に入れることを防ぐための方法なんです。
また、猫の方が食べ物に飽きやすいのもこれが理由。
同じものをずっと食べると、危険性も増すでしょ。
その猫が元気なうちから好きな食べ物を探してみよう!
猫の好物の選択肢をふやすには、いろいろあげてみるしかありません。
手作りご飯の場合だと
- 手作りご飯
- ウェットフード
- ドライフード
- 人のご飯
と、選択肢が豊富。
また缶詰はバリエーションも多いし、水分が多いのでいろいろ試してみましょう。
缶詰は一般的にはまぐろ、かつお、ささみベースが多い。
プレミアムフードになると、牛肉、鴨肉、アヒル肉、カンガルー、七面鳥、ウサギなどまあ、色んな肉があります。
良さそうなものを適当に買って、あげてみるのもおすすめです。
うちで評判のよかったものをいくつかあげておきます。
キットキャットのゴートミルクのシリーズは、うちの子はだいたい好きです。
腎不全の猫なら、アニモンダの鴨なんてめずらしいので試す価値あり。
薬膳で鴨肉は身体を潤し、腎臓にいいらしいので腎不全の猫さんにおすすめ。
でも、プレミアムフードはネット販売が多く、店頭で売っていないからすぐに手に入らないのが難点。
常備していない限り、すぐにはあげられない。
だからキャットフードだけでなく、手作りご飯の食材で食べられるものもあると選択肢が増えます。
とにかく、猫が元気なうちから食べられるものを増やしておくことです。
「ドライフードしか食べません」なんていうのは、まじで早急に改善すべき!
ウェットフードを食べられないなんて、不健康極まりなく、不便すぎます。
とにかく、いろんな食材をあげてみよう
飼い主さんが食べるついでに、いろんなものを猫にあげてみるのがおすすめです。
- 今日は鍋だから、味つけする前のタラをあげてみよう
- ゆで鶏を作ったから、スープとお肉をあげてみよう
- 刺身を食べるなら、とりあえずあげてみる
でも、普段から手作りご飯の子なら食べるかもしれないけど、フードオンリーの子だと食べないことも多いです。
食べ物だと認識していないかも
まぐろだってただの刺身だとあんまりにおいもしないでしょ。
ポイントはにおいであることが多い。
わたしの今までの経験でよく食べたのはこちら。
- カマンベールチーズ・クリームチーズ
- ちくわ
- はんぺん
- ツナ
- パン
- ヨーグルト
- カスタードクリーム
肉・魚は除いています。
魚も生は食べないけど、焼いたり煮たりしたものは食べる子もいます。
うちにもちくわ大好きな子がいるんですが、安いちくわだとあんまり食べません。
ぐち入りとか良さそうなものしか食べません
「人間の食べ物はあげてはいけません」って誰かが言ったことを鵜呑みにしないでください。
あげ続けるわけじゃないからいいんです!
たまに「ご飯を何も食べないけどわたしが食べる〇〇を欲しがるんですが、あげてもいいですか?」って聞かれます。
あげていいに決まってるから!
猫にあげない方がいいレーズンとかチョコレートなんて、猫はそもそも欲しがりません!
とにかくヤギミルクは常備すべし!
高齢猫がいるなら、栄養も豊富なヤギミルクは常備することをおすすめします!
ヤギミルクは好きな猫が多い!
20匹近い私のデータから、8割は好きでした。
お気に入りのヤギミルクはこちら。
最近はこちらも気に入っている
ヤギミルクは牛乳に比べて消化されやすいため、病気の子にも負担をかけません。
何も食べなくなっても、ヤギミルクだけは飲んでくれたことなんて何回もあります。
まじでヤギミルクは常備すべし!
まとめ
わたしは今まで10匹以上を介護し、見送ってきました。
食べられるものが多く、食べてくれることで持ち直したこともあります。
猫の健康にも関わるし、その状態になったときに飼い主さんもラクですよ。
とにかく、ドライフードしか食べません、は早急に改善しましょう!
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猫にとって何も食べない、ということがどんな悪影響をもたらすかはこちらの記事でも解説しています。
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コメント
コメント一覧 (1件)
いつもコメントありがとうございます♪
そうです。前の投稿を加筆・修正して前に持ってきました。
基本的に古い記事は定期的に見直して、前に持ってきています。
古い記事だって、わかるほど読んでいただいて嬉しいです^^
まずはトッピングからで十分です。
色々あげていくと、猫の好みもわかってきますし、好物だと目の色が変わったり
するのでかわいいし、こちらもその姿を見ると本当喜びです!
食の楽しみは猫も人も元気にしてくれますよね。