猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
猫にアロマは危険。柔軟剤も絶対に使うのはやめよう【最悪の場合、死に至る】
猫にアロマや柔軟剤がダメなのを知っていますか?
猫と暮らしているなら、アロマや柔軟剤は絶対に使ってはいけません。
- アロマや香り系柔軟剤が猫にダメな理由
- 猫は肉食動物のため、肝臓における解毒機能が劣っている
アロマや柔軟剤は,猫の肝臓を少しずつむしばんでいきます。
肝臓は沈黙の臓器。
気づいたときには重症化していたり、最悪の場合死んでしまうこともあります。
- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
*2019年10月の記事を大幅に加筆・修正して再アップ。
猫にアロマや香りつき柔軟剤は絶対にダメ
「香害」って聞いたことがありますか?
- 香水や人工的な香りのついた洗濯洗剤・柔軟剤などに含まれる香り成分が原因で、不快感を感じたり、頭痛やアレルギー反応などの症状がでることで健康に害を受けることを言う。
柔軟剤などの人工的な香りは、身体への不調だけでなく、婦人科系にも悪影響を及ぼすので、排除するかうまく使い分けることが必要。
ただ、猫に関していえば、一切排除です。
- 洗濯に柔軟剤を使うのは絶対にやめて。
絶対にです。
猫が使うものではなく、人間の衣類だけでも使ってはダメです。
柔軟剤は置いておくだけでも揮発しますので、そもそも家にいれないことが大切。
今からでいいから、本当にやめて。
あと、アロマも使わない方がいい。
また、ファブリーズも使ってはいけません。
ファブリーズは危険だと疑われているのに、成分さえ公開しないなんてひどい企業です。
香害による影響は、人間でさえ出ている。
- 人間よりも肝臓の解毒能力の劣った猫に影響が出ないわけがない
そう、猫は人間や犬と比べて、肝臓の解毒能力が劣っているのです。
猫が完全肉食動物であるがゆえの理由
わたしはこのブログのいたる所で書いていますが、
- 猫は肉食動物です
完全肉食動物ですので、植物を食べる機会は基本ありません。
だから、植物を食べる可能性のある草食動物や雑食動物は、植物を分解し、解毒する機能を持っています。
でも猫は植物を食べてこなかったので、その機能が退化している。
猫が食べる植物は、獲物がすでに消化してくれているので安全なのです。
猫は肝臓のある機能が欠けている
猫は人間と違い
肝臓での解毒機構のひとつ「グルクロン酸抱合」が欠けているのです。
- 肝細胞における化学物質処理の一つのやり方
- グルクロン酸が生成され、解毒作用に使われる
だから、植物の一部を分解することができません。
香り系柔軟剤にはアロマオイルが使われていたりしますよね。
アロマオイルは、植物の有機化合物を何倍にも濃縮させたものです。
自然界にはない不自然なもの。
ただでさえ、肝臓の解毒機能が劣る猫にアロマオイルや香料を使用することは、悪影響でしかありません。
マイクロカプセル配合の柔軟剤は、本当に最悪
香害は「香り成分」が原因なのですが、いま使われている香料はほぼ人工香料。
- 香料というのは、揮発しやすい
「揮発しやすい」というこは、どんどん空気中に拡散し、猫がそれを吸うことになる。
そして揮発した成分は、体毛につくのでグルーミングによりさらに体内に入れることになります。
さらに、昨今の柔軟剤は「マイクロカプセル」を使用しているのがもう許せない!
「香り長続き~」とか言っている製品はマイクロカプセルを使用しているからです。
マイクロカプセル配合の柔軟剤は、
- 繊維にくっつきやすいので、一度でも使用したらなかなか落とせない
- あちこち拡散し、成分を出し続ける
もう本当に「香害」!
オレンジ系は特に気をつけよう
猫にアロマがダメって言われて、全部ダメなの?って思う方もいるでしょう。
結果的には全部やめた方がいいです。
本物のアロマなら猫にも大丈夫、と言う人もいますが、そこまでしてアロマを使用する意味はあるのでしょうか?
本物かなんて確かめようがない。
また、ナチュラルケアの選択肢のひとつとして猫に使いたいなら、もっと優秀な選択肢はほかにあります。
これなら安全なんて言われているものもあるけど、そんなのわかりません。
安全はわからないけど、特に危険なのは「オレンジ系」です。
- 「リモネン」という成分は、猫にとってかなり有害作用を引き起こすことが発見されています。
「リモネン」の他に「ピネン」という成分にも過敏に反応する。
この2種類の成分は、シトラス類の精油とパインの精油に最も多く含まれています。
天然のノミやダニ忌避(きひ)用の製品やシャンプー、天然成分のシトラスやパイン洗浄剤にも含まれています。
オレンジオイル入りの洗剤って結構売ってますよね。
それを使って床をふいて、そこを歩いた猫が手足をなめて口に入る可能性は十分にある。
わたしも実際に経験があるのですが、洗面所にオレンジオイル入りの洗剤を置いていて、そこでよく寝ていた猫の肝機能が低下していたことがありました。
特になにもないのに、その子が急に怒りっぽくなったんですよね。
怒りは陰陽五行でいう肝臓なので、肝機能が落ちると怒りっぽくなります。
成分が揮発して少しずつ吸っていたんでしょうね。
早めに気づいたから良かったものの、気づかなかったらどうなっていたことか。
ユリなどの植物も気をつけよう
猫にとって有害な植物はアロマだけではありません。
家にお花や観葉植物を置くなら、細心の注意が必要です。
猫にとって最も危険な植物はユリです。
花だけではなく、葉っぱや花粉、球根などすべてに毒性があります。
ユリの花をいけていた花瓶の水を猫が飲んで、死亡した例もあるので本当に注意が必要。
また、観葉植物の中にも猫に有毒なものはあります。
これは安全か危険かを一生懸命調べるくらいなら、置かないことが賢明。
絶対安全な保証なんてないですからね
猫は肝機能に加え、腎機能も劣っています。
腎機能は劣っているというか、猫は腎臓を構成する細胞の数が少ないので、機能低下を起こしやすい、ということ。
肝臓と腎臓は密につながっています。
肝機能が落ちたら、腎機能も落ちます。
猫はただでさえ、腎不全になりやすい。
肝機能を落とすことは、腎不全にさらに拍車をかけます。
現代社会では、猫の周りにはいがいと危険が多いです。
知らないではすまされないことも。
無知では、猫は守れません。
柔軟剤の危険性を訴えてくれている獣医もいる
わたしは理系がとんとダメで、化学物質の危険性を詳しく語ることができません。
なぜ危険なのかを知りたい方は、ぜひこちらの記事を読んでみてください。
獣医さんのブログなのですが、柔軟剤や合成洗剤の害を詳しく書いてくれています。
手作りご飯も推奨されており、行ける範囲だったらぜひ行ってみたい病院です。
猫への愛と、本質から見る視点を感じとれるので、とてもいい獣医さんに感じます。
他の記事も参考になるので、ぜひ読んでみてください!
まとめ
アロマにしろ柔軟剤にしろ合成洗剤にしろ、化学物質は猫と暮らしているなら使うべきではありません。
洗濯も掃除も
- 重曹
- クエン酸
- セスキ炭酸ソーダ
- 酸素系漂白剤
- 純せっけん
これらがあれば十分です。
猫と暮らすなら、猫中心の生活にしないといけません。
できないなら、飼うべきではない。
わたしはそう思います。
人にも猫にも、地球環境にさえよくない化学物質は排除しないといけない。
「すべての猫の幸せのために」をモットーに日々発信しています。
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