
猫の手作りご飯歴14年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
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猫が腎不全になったんだけど、手作りの食事ってどうなのかな?
この記事では、こんな疑問にお答えします。
猫の病気をきっかけに手作りごはんにする方は多いです。そして、慢性腎不全に手作り食はとても有効です。
手作り食に変えるなら、早い方がいいです。腎不全の進行も遅らすことができます!
猫のために、賢明な判断をしてください。
すぐにでも手作り食のやり方を知りたい方は「猫の手作りご飯を始めるために知っておきたいこととやり方。」を見てくださいね。
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*2018年10月の記事を加筆・修正しました。
まず「腎不全」という病気を理解しないと、有効な食事の判断はつきません。
この記事の中で私が言う腎不全とは、慢性腎不全のことです。
急性はまたちょっと違うので除きます。
ちなみに、
慢性腎不全は高齢猫の死因トップ。
15歳以上の猫は程度の差こそあれ、慢性腎不全であると言っても過言ではないでしょう。
すっごく簡単に言うと、腎臓は体内の老廃物や余分な水分を尿として外へ出し、
血液をきれいに保ってくれる臓器です。
腎臓は加齢やその他の要因により、少しずつ機能が落ちていきます。
しかし、
その機能の60~75%が失われるまで目に見える症状は現れません。
ここが、腎不全のやっかいなところ!
明らかな症状が出ている時点で、すでに腎臓の60~75%の機能が破壊されているということです!
そして、
さらに慢性腎不全の場合、治療法はありません。
対症療法しかないのです。人間のように透析ができるわけでもないので、進行をおくらすことしかできない。
代表的な症状はこちら。
末期になると、貧血や痙攣などもあります。
猫の腎不全について知りたい方はこちらの本もおすすめ。
▼ 下記の記事で詳しく解説しています。
猫が慢性腎不全になる前に読んでほしい本『猫の腎臓病がわかる本』
健康でも病気でも、どんな猫にとってもキャットフードよりは手作り食の方が身体にいいです。
比べる土俵にたてないほどに、手作り食は優れています。
健康な時でさえ手作り食に移行するのは大変。
腎不全になってからだとさらに大変ですが、そこは猫のために頑張ってほしい。
慢性腎不全になると、輸液をしに行くので、「水分」が大切なことはわかりますよね?
缶詰をあげているならまだしも、療法食といえどドライフードをあげているならその輸液の効果は低くなる。
ドライフードは周りの水分を奪う。それが猫の胃の中でも行われているのです。
ドライフードに水をかけると、一気に水分を吸ってふやけるでしょ?
あれが猫の胃の中で行われているのです。
水分を補うのも大切だけど、奪うものを止める方が先。
ドライフードをやめ、手作り食にすれば
腎不全の療法食というのは、いまだに「低タンパク」なのです。
これ、本当古いし、間違っている。
低リンは合っています→ 猫の慢性腎不全で使う「リン吸着剤」はどれがいい?【リンの制限はとても重要】
猫という生き物はそもそも「タンパク質の要求量」が多いのです。肉食動物だからね。
身体を家に例えると、木材などの材料は「タンパク質」です。
いい材料からでないと、いい身体はできません。
その点、手作り食はタンパク質が豊富だし、質がいい!
タンパク質というのは、「質」がものすごく大切です。「アミノ酸スコア」と言います。
アミノ酸スコアのことはこちらで解説しています。
普通のキャットフードの原材料ってゴミですからね。人間が食べられるレベルのものではない。
という仕事があります。
タンパク質だけは分解されると老廃物が残るので、その仕事をへらすためにタンパク質をへらしましょうねっていうのが「低タンパク」の理由です。
しかし
ドライフードなんて老廃物まみれや!
ドライフードに含まれる大量の添加物や酸化防止剤、ホルモン剤なども立派な老廃物です。
さらに、ドライフードは質の悪いタンパク質を使っているので、有効に体内で利用されません。
手作り食の方が生成される老廃物が圧倒的に少ない。
だから、腎臓の負担をへらすことができるのです。
腎臓の負担をへらすことにおいて、腸内環境はめちゃくちゃ大切。
腸内環境に有効に働く乳酸菌はこちらで解説しています。
慢性腎不全なら、絶対に何かしらの菌や菌のエサを補給した方がいい!
慢性腎不全の猫に手作りご飯をあげる場合のポイントをいくつか紹介します。
慢性腎不全でも手作り食にしてより多くの水分がとれれば、重度でない限り輸液に行く回数がへらせるかもしれません。
手作り食でなく、缶詰の場合でもいいのですが、
という考えが必要です。
その時に有効なのが、鶏や魚から作ったスープ。
これらの話は、下記の記事をチェックしてね。
ただのスープよりも、ボーンブロスのほうがもっといいです。
消化に負担をかけないので、調子の悪い猫にも十分使えます。
健康な猫の場合、手作り移行期に手作り食を食べないなら、「何もあげない」という選択肢も大切です。
しかし、慢性腎不全の場合「食べムラ」がめちゃくちゃあるので、手作り食であろうと療法食であろうと、食べない時には何か食べるものをあげることが大切です。
慢性腎不全において
これがもっともよくないことです。
食べないことがなぜ悪いかは、「慢性腎不全の猫において「食べないこと」が一番悪い理由とは」で解説していますので、チェックしてみてください。
とにかく、ドライフードは健康な猫でも最悪ですが、慢性腎不全の猫にはもっと最悪です。
ドライフードの害についてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
慢性腎不全に手作り食は本当に有効です。
わたしの手作り食歴も13年くらいになるので、最近では慢性腎不全になる猫がそもそも少ない。
これらは一緒ですからね。
少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
手作りご飯の具体的なやり方や始め方はこちらの記事でまとめているので、始めてみたい!と思ってくれた方は見てくださいね。
猫の手作りご飯のやり方に関する記事は以下にまとめてあります。
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