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慢性腎不全の猫に手作りごはんをあげる時のポイント【亜麻仁油より魚油がおすすめ】

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腎不全ポイント

慢性腎不全になってしまった猫のために、少しでもできることをしたい!

そう思うあなたは、素敵です!猫が少しでも楽に心地よく暮らせるようにしたいですよね!

この記事でわかること
  • 腎臓の療法食によくある「低タンパク神話」の真実
  • 慢性腎不全に有効な魚油

慢性腎不全の猫にこれから手作りごはんをあげたい方、あげようと考えている方へいくつか注意点をご紹介します。

猫においては亜麻仁油やえごま油より、魚油の方が効果的です。

以前、オメガ3としてクリルオイルをおすすめしていましたが、安全性の観点からおすすめを変えました!
加筆・修正しています!

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かなえ( )
  • 猫の多頭飼い歴25年
  • 手作りご飯歴15年
  • ホリスティックケアカウンセラー
  • 元ホメオパス

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*2018年11月の記事を加筆・修正して再アップ。

飛べる目次

手作りごはんに理解のある獣医は少ない

獣医と犬猫

なんの問題もなかったら、飼い主さんが手作りごはんをあげようが獣医には関係ないじゃないですか。

でも、慢性腎不全になると病院へ行く回数がぐっと多くなりますよね。

定期的に輸液に行くような状態なら、1週間に1回とか結構な回数行く。

治療のこととか検査数値の増減とか獣医といろいろ話し合うことも多いです。

 そんな中で、手作りごはんにするならある程度病気のことも勉強して、獣医とうまくやっていくのが必要になります。

基本自分で積極的に勉強していない人でない限り、獣医さんは猫の詳しい栄養学なんて知りません。
本当にまじで知りませんから!

血液検査の検査数値の標準値ってフードを食べている子前提なんです。

  • 手作りごはんにすると、フードより単純にタンパク質量が多いので検査数値でBUNが上がります。

これを飼い主さんが知らずに、手作りごはんに変えて検査したら

BUNが上がってる!対策をうたないと!

とかなって、余計なことをされることもある。

まあ、輸液頻度や輸液量を増やすくらいしかないと思うけど。

そう、だからやっぱり腎不全の猫に手作りごはんをあげるなら、ある程度知識は学んだ方がいい。

低タンパク神話は気にしなくて大丈夫

慢性腎不全には「低タンパク」という定説があります。

腎臓病の処方食もほとんどのものが低タンパクをうたっているのでは?

私は10年くらい前から重度から軽度の慢性腎不全の猫の食事管理をしたことがありますが、低タンパクなんて気にしたことがありません。

気にしなくても、むしろ症状や数値が改善した経験もあり。

さきほど出てきたし、慢性腎不全の検査では必ず出てくるBUNが関係します。

BUNとは

BUNとは血液中の「尿素窒素」のこと。
尿素とは、タンパク質の最終代謝産物。
簡単にいうと残りカス。タンパク質を摂取すると必ず産生される。

だから、

  • 「腎臓の負担を減らすために、摂取するタンパク質を減らしましょう」

というのが低タンパク神話の元の論理。

タンパク質の摂取量をへらせば、そりゃBUNは下がります。

でも、BUNが下がったからといって腎臓の状態が良くなっているわけではない。

慢性腎不全において大切なのは、クレアチニンです。

クレアチニンが下がったら、いい傾向って思える。

でもクレアチニンは筋肉と関係しているので、やせてくると下がるのでそこは見極めも必要。

みんなね、「タンパク質を過剰に摂取したら腎臓に負担がかかるので、タンパク質をへらしましょう」って言うけど、身体はそんな単純じゃない。

一面だけを見てはダメ。

タンパク質は、肉食動物の猫にとって生命線です。

穀類など質の悪いタンパク質がメインだったら、タンパク質が不足して免疫力が下がる可能性もあります。

そして、腎臓の療法食というかほとんどのドライフードは穀類がメイン。

穀類がメインということは、消化に負担がかかります。

猫は穀類の消化は得意ではない。

消化に負担がかかる」とはどういうことかわかりますか?

  • 消化ばかりしないといけないから、体の治癒にエネルギーが回せないのです!

さらに、ドライフードは質の悪いタンパク質ばかりなので、いい細胞は作れない。

粗悪な材料でいい家は作れないでしょ?

療法食といえど、ドライフードは今すぐ捨てるべき。

もちろん、高すぎるBUNのために食欲不振や吐き気があるなら、ある程度BUNを下げるために少しタンパク質を制限するのはいいと思います。

しかし、タンパク質を気にするなら、量より質!

タンパク質の制限というのは、アミノ酸スコアの高い良質なタンパク質でしないと意味がないのです。

タンパク質は量より質

「タンパク質は量より質」とは、「アミノ酸スコア」が関係しています。

この図のように、必須アミノ酸は1つでも不足していると、その少ないアミノ酸に合わせた量しか作られません。

腎臓病の処方食のドライフードなんて、原材料の一番最初がポテトとか米粉。

卵や肉っていうのは、だいたいアミノ酸スコアが高いのでいいけど、ジャガイモや米はアミノ酸スコアが低いから、代謝産物である窒素が残りやすい。

「腎臓の負担を軽減する」っていう意味でタンパク質をへらすなら、

アミノ酸スコアの高い肉や卵でやらないと意味はない!

でも、そんなコストかけられないから、見かけいい感じに言ってだましているようなものですよ。

亜麻仁油ではなく、魚油をあげた方がいい理由

いわし

猫の慢性腎不全において、魚油は絶対にあげた方がいい。

DHA、EPAです。

「オメガ3の油が慢性腎不全に有効で、亜麻仁油とかエゴマ油をあげましょう」って書いているサイトもあるけど、猫には絶対に魚油!

慢性腎不全に効果があるのは「DHA・EPA」であって、亜麻仁油とかだとα-リノレン酸なので変換しないけといけない。

猫はこの変換酵素が少ないって言われてます。

  • 腎臓は、最も血流量が多い臓器。

魚油は、血管を拡張し、血行を良くするので効果的。

また、腎臓が悪くなると高血圧になりやすいのですが、魚油は血圧を下げる効果もある。

かなえ

腎不全ならオメガ3などの油は絶対あげた方がいい!

間違っても、まぐろから作られた油はあげてはいけません。

まぐろは大型魚で、食物連鎖のトップにいる魚。

海の生物の中で一番汚染されているといっても過言ではない。

2022年1月16日修正しました。

以前は、オメガ3として「クリルオイル」をおススメしていたのですが、

クリルオイルは油の抽出方法を書いていない商品も多く、基準値以上の量の化学物質を含む製品が多いという韓国の調査もありました。

ですので、クリルオイルはおススメからはずさせていただきました。調査不足で申し訳ないです!

いわしやサーモンが原料のオイルがいいと思います。今のところのおすすめはこれになりました。

  • 汚染物質の検査もされている
  • カタクチイワシからとった油
  • 酸化防止にビタミンEが入っている

値段を気にしないなら、もっといいものはあるかもしれません。コスパも重視しています。

また、魚油を含むフードはやめた方がいいです。

DHA、EPAは熱に弱く、酸化しやすい。

酸化した魚油なんてとらない方がまし。

まとめ

かなえ的まとめ

慢性腎不全において食事管理はとても有効です。

手作りご飯の方が療法食なんかより、効果的です。

魚油は本当にあげるのをおすすめします。

猫の慢性腎不全に関するおすすめの記事

猫の慢性腎不全には乳酸菌もとても有効です。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 腎臓病の猫がおり、与えていた餌を食べなくなり、手作りして1ヶ月半です。牛豚鶏羊にはアレルギーがあり肉で使えるのは鹿くらいですが、今一つの食い付きなので、アレルギーのない魚を選んでタラ、マグロ(無一物)のスープご飯です。今日クレアチニンの値が1上がり焦っています。鹿肉をスープにしておいしく食べさせる方法を教えていただけませんか。

  • はじめまして。15才のオス猫です。
    お医者さんから腎臓に特化したごはんを薦められましたが、市販のウェットフードを食べなくなり、今のところ鶏を茹でたものをゆで汁と一緒にあげています。これで大丈夫なのか?と検索して、参考にさせていただいています。
    おすすめのオメガ3のサプリメントはどのようにあげるのですか?
    カプセル割ってごはんに混ぜるのでしょうか?

    • オメガ3のサプリメントは、カプセルにキリのようなもをぶっ刺し穴をあけて中身だけあげてください。
      ただ、猫1匹だと全部は多いですし、そもそも食べてくれるかわかりません。
      とりあえず1滴から始めて、残りは飼い主さんが飲んでしまうのがいいかと。

      それに食欲があまりない状態であげると、ちゃんと消化吸収されるかは疑問です。
      消化酵素サプリも一緒にあげるのが本当はいいと思います。
      わたしは猫にこの消化酵素を使っています。
      https://iherb.co/7ceSTv4

      猫ちゃんが心地よく過ごせますように。

  • はじめまして。
    今日こちらのサイトを発見し、興味深く記事を読ませていただいていますm(__)m
    慢性腎不全の場合、リンが高いのも腎臓に負荷がかかると聞きますが、そこはどうお考えかお聞きしてみたいです。
    以前K9を与えていた時期があったのですが、腎不全が進んだ(エコーで腎臓が不明瞭になってきた)のと、食後体調があまり良くなさそうでリンが高いのが負担なのかなとやめてしまいました。
    手作りも何度も挑戦しては挫折してを繰り返しています(^_^;)
    わんこなら何でも食べてくれるのになぁ〜

    • はじめまして。
      ご訪問&読んでいただきありがとうございます♪

      慢性腎不全の場合、リンが腎臓に負担をかけるのは確かです。
      リン制限やリン吸着剤によるコントロールをした方がいいのも確かでしょう。

      私はK9はあげたことがないのですが、内臓入りのやつを毎日あげていたのだとしたら
      それはちょっと身体に負担だったのでは、と思います。内臓はリンも多いですからね。
      内臓入りのものを毎日あげるのはちょっとどうかな、と私は思います。

      リンのせいかはわかりませんが、食後に体調が良くなさそうなのは消化に負担がかかっている
      のかもしれませんね。消化酵素を一緒にあげるのもおすすめですよ。

      慢性腎不全の猫に手作りご飯をあげるとしたら、わたしは鶏もも肉を選びます。
      リンが少ないですからね。

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