かなえ

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猫の手作りご飯に大切な栄養素。手作りご飯はポイントさえつかめば本当に簡単!

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猫の手作りご飯に必要な栄養素

この記事では、猫の手作りご飯におけるポイントを紹介しています。

いくつかあるポイントさえつかめば、健康な猫の手作りご飯は本当に簡単です。

ポイントをおさえて材料を用意できれば、あとはそれを組み合わせればいいだけ。

この記事で伝えていること
  • 覚えてほしい栄養素を厳選
  • 気にしたい栄養素「カルシウム」と「ビタミンA」について

そんなに難しくありません。

ポイントさえ覚えてしまえば意外と簡単。

かなえ

ポイントを知り、ぜひ猫の手作りご飯にトライしてみてください!

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*2022年12月の記事を加筆・修正して再アップ。

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猫の手作りご飯に最も必要な栄養素:タンパク質

とにかく猫にとって一番大切なのは、タンパク質です。

良質なタンパク質が健康な身体を作るのですから。

身体をつくるタンパク質

猫の手作りご飯
メインは鶏肉。


肉食動物の猫にとって、まずなんといっても大切なのがタンパク質。

わたしたち人間は、糖質・脂質・タンパク質の3大栄養素が生命維持に欠かせないですよね。
(糖質はほんとうは必要ないっていう意見もあるけど)

しかし、猫は糖質を必要としないので、

  • タンパク質と脂質がとても大切

タンパク質は、筋肉や骨・臓器・血管・血液を始め、身体の各部を構成するために、欠かせません。

また、免疫システムに関与する抗体や、酵素・ホルモン生成にも欠かせない!

そして

  • 猫は犬の約2倍のタンパク質を必要とする

だから、猫にドッグフードはあげてはいけません。

タンパク質は以下の2種類にわけられます。

  • 必須アミノ酸:体内で合成ができないので、食事からとる必要がある
  • 非必須アミノ酸:体内で作ることが可能

どれが必須アミノ酸で、どれが非必須かなんてことは知らなくて大丈夫!

かなえ

わたしもだいたいしか覚えていません

普通に生肉や卵をあげていれば、摂取できるからです。

お肉のメインは鶏肉にしましょう。

手に入りやすい肉の中で一番小さいからです。

そこに馬や鹿などの赤身肉を加えるのがおすすめ。

かなえ

天然の鹿とかもいいですね

卵は週に1~2回で十分。

鶏卵だと多いので、うずらの卵がおすすめです。

わたしはずっとタイデスのうずらの卵を使っています。

卵白に含まれるアビジンがビオチンの吸収を阻害する、と言いますが相当量あげなければ気にする必要はありません。ただ、半熟卵のほうが消化はいいです。

タンパク質のなかでも「タウリン」と「アルギニン」だけ紹介しておきます。

タウリン

タウリンは、猫では体内合成だけでは必要な量をまかなえません。

ですから、食事からとることが大切です。

しかし、普通に肉や魚を食べていれば大丈夫。

タウリンには欠点があります。それが

  • 熱に弱い!

ですから、手作りご飯でも加熱食をあげる場合は注意が必要。

かなえ

だから、わたしは基本「生」か半生であげています。

また、タウリンは水溶性なので加熱したばあい、煮汁もあげたほうがいい。

生と加熱の特徴は以下の記事に書いています。

加熱食をあげるなら、タウリンの添加も必要でしょう。

タウリンの働きとしては、以下のようなものがあります。

タウリンの働き
  • 胆汁の材料になる(胆汁は、脂肪の消化・脂溶性ビタミンの吸収に欠かせない)
  • 肝細胞の再生を促進する
  • 目や心臓・腎臓の健康維持に欠かせない

また、タウリンは腎臓に多く含まれています。

ということは、

  • 腎臓が適切に働くにはタウリンが欠かせない。

腎臓の健康のためにも十分なタウリンが必要です。

なので、せっかく手作りご飯をあげるなら基本は生か半生で、加熱するのはたまにがおすすめですね。

アルギニン

猫がアルギニンの不足した食事を食べ続けると、アンモニア中毒になり、ひどい場合は数時間で死んでしまいます。

アルギニンが不足すると、老廃物を排泄する仕組みがうまくいかず、有害物質のアンモニアを排泄できなくなるのです。

でも大丈夫!

  • 動物性食品にはアルギニンが豊富に含まれています

このことからも、猫が完全肉食動物であることが理解できますね。

エネルギー源としても大切な脂質

くつろぐ猫

糖質をほとんどとらない手作りご飯において、脂質は大切なエネルギー源になります。

糖質やタンパク質の約2倍のカロリーを供給してくれる。

また、脂質はホルモンや胆汁の原料になり、脂溶性ビタミンを運搬する働きもあります。

  • 猫の必須脂肪酸:リノール酸・αリノレン酸・アラキドン酸

えごは油などに含まれるαリノレン酸は、体内でDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸に変わります。

ですが、猫の場合この変換はほぼないと思っていいくらいです。

なので、オメガ3脂肪酸をとりたいばあいは、魚そのものをとりましょう。

オメガ3脂肪酸は、さまざまな健康効果があります。

ただ、DHAやEPAのサプリメントは酸化・重金属汚染などがあり、選ぶのが難しいのです。

そのため、わたしはいまは猫に魚油はあげていません。

オメガ3脂肪酸の酸化のことなどについては、こちらの記事でも紹介しています。

猫の手作りご飯に必要なカルシウム

猫の手作りご飯では、肉をあげるのでカルシウムが必ず必要になります。

肉にふくまれるリンとのバランスのため。

したの商品のように骨ごとのお肉をあげるなら、カルシウムの添加は必要ないです。

骨をあげないばあいは、何かしらのカルシウムを入れる必要があります。

カルシウムを多く含む食品
カルシウムが多い食品。

しらすや小魚、干しエビなどはいいですね。

だけど、カルシウムのサプリをひとつ持っておくといつでもあげられて便利です。

きれいな海として知られているアイルランド南西海岸沖の海底で採れるサンゴ藻だけで作られた商品。マグネシウムなど他のミネラルも含む。

あげる量はすこしなので、とてももちます。

かなえ

カルシウムは思い出したときにちょこちょこあげるだけで十分!

そのほかのミネラルに関しては下記の記事で紹介しています。

ビタミンAは動物性食品からとる必要がある

ビタミンの中でもビタミンAは、猫の手作りご飯では少し注意が必要。

ビタミンAは2種類あります。

ビタミンAの種類
  • レチノール:一般的にビタミンAのことを指し、動物性食品に多く含まれる
  • カロチノイド:植物性食品に多く含まれ、体内に吸収されると、必要に応じてビタミンAに変換される

カロチノイドの代表であるβカロチンは人参などに含まれますが、人間も犬もβカロチンによる変換が可能。

しかし、猫ではこの変換ができないので

  • 動物性食品からビタミンAをとる必要がある

ですが、レバーや卵をあげていれば、大丈夫。

ただ、ビタミンAは脂溶性なので取りすぎに注意が必要。

レバーなら週に1回で十分です。

うちはレバーきらいな猫がいるので、卵黄からとることがおおいです。

帝塚山ハウンドカムのレバー入りの鶏肉はレバー嫌いのうちの猫も食べてくれました。

こういったおやつタイプのものでもいいですよ。

他のビタミンについてはこちらです。

まとめ

かなえ的まとめ

健康な猫だったら、あげるものさえ準備できたらそれをあげるだけ。

本当にとっても簡単です。

カルシウムは大切だけど、カルシウムの働きなんて覚えなくても大丈夫。

必要だってことだけ覚えて、たまにカルシウムあげたり、骨やじゃことかをあげればいいんです。

かなえ

ぜひ猫の手作りご飯に挑戦してみてほしい!

猫に必要な栄養がわかったところで、早速始めてみよう!

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