猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
【これがあれば大丈夫!】猫の手作りご飯に使える栄養補助食品とサプリメント【ビタミン編】
猫の手作りご飯は栄養バランスが心配だわ、って思ったりしてませんか?
人間の食でもそうですが、いまは食材そのものの栄養がへっています。
だから、食事だけでなく栄養を補助してくれる食品やサプリメントからも栄養をとることが大切。
- それぞれのビタミンを多く含む食品
- ビタミンの栄養補助として使える商品やサプリメント
栄養なんて一回調べて、その商品を持っておけばそれを定期的にあげるだけ。
ものさえあれば、手作りご飯なんて簡単です!
今回は「ビタミンの補給」になるような食材やサプリメントをご紹介します。
この記事はたまに見返して、あげ忘れがないかなどチェックしてくださいね。
- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
*2022年3月の記事を加筆・修正して再アップ。
猫の手作りご飯に使える栄養補助食品、サプリメント
猫の手作りご飯は、肉だけあげていればいいわけではないのです。
最も大切な栄養素「タンパク質」と脂質は肉からとることができる。
しかし、ビタミン・ミネラルは獲物の内臓や血液に含まれるので、それを食べない手作りご飯だと不足しやすいのです。
肉や魚の身の部分にもビタミンやミネラルは含まれているものもあるけどね。
血液はあげられませんが、内臓はぜったいあげたほうがいい!
- 肝臓(レバー)
- 心臓(ハツ)
- 腎臓(キドニー)
ここらへんはあげた方が健康にいい。
でも、しょっちゅうはあげられないでしょうから、ビタミンの補給源となるものを知り、持っておきましょう。
水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンにわけました。
水溶性ビタミンはためておくことができないので、こまめな摂取が必要です。
栄養補助食品〈水溶性ビタミン〉
水溶性ビタミンであるビタミンB群とビタミンC。
水溶性であるため、ためておくことができないので、あげる頻度は多くなります。
ただ、ある種のビタミンBは腸内細菌で生成されるし、ビタミンCは猫は体内で生成できるので状態によってあげましょう。
ビタミンB群
ビタミンB群は、腸内細菌が生成してくれるものもありますが、どれくらいかわからないし、水溶性のためこまめにあげましょう。
ビタミンB群というのは
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン(ビタミンB3)
- パントテン酸(ビタミンB5)
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- 葉酸
- ビオチン
全部合わせてビタミンB群です。
覚えなくて大丈夫だし、どれが何に入っているかなんてわたしだって全部は把握してません!
ビタミンB群をとるなら、断然ビール酵母!
\ニチガならメール便で便利!/
ビール酵母はビタミンB群のほかに、ミネラルやアミノ酸、核酸なども含むスーパー食材です。
利用しない手はない!
ビール酵母は大きいのを買って、人間用と併用するのをおすすめします。
カレーやシチューに入れると味に深みも増しますし、栄養も増えて一石二鳥!
また、ビタミンB群は水溶性なので、慢性腎不全の場合キャットフードをあげていてもたまにビール酵母はあげた方がいいです。
慢性腎不全の食事で気をつけることは、下記の記事で伝えています。
ビタミンC
ビタミンCも水溶性ですが、猫は体内で生成できるので健康なら毎日あげる必要はない。
- 飼い主がタバコを吸っている
- 病院へ行った
- 病気をしている
- 季節の変わり目
- なにかストレスがかかった
こういった時にはあげたほうがいいです。
ビタミンCは、このブログではいつもすすめているローズヒップ!
\100gならポスト投函!/
わたしはあまり「猫にだけ」使うものってあんまり持っていないし、選びません。
人間の食品だって、食品表示はあいまいだし、信じられない添加物が許されていたりする。
ペット用なんてより信じがたい!
お肉はペット用として売られているものを使っていますが、それは形状の問題。
普通に人間用にお肉を売っているお店のペット用に加工されたというだけ。
ローズヒップは多少酸っぱい。
酸っぱいのが嫌な子には酸っぱくない粉末のビタミンCというのがiHerb(アイハーブ)にあるので、それを使ってもいいですね。
この粉末だと少量でたくさんのビタミンCがとれますが、「アスコルビン酸ナトリウム」のみなので少しでもローズヒップを足した方が吸収はあがります。
以下の記事でも、ビタミンCについて書いています。
猫の手作りご飯に使える栄養補助食品〈脂溶性ビタミン〉
気にしたい脂溶性ビタミンは、3種類。
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンE
そして、脂溶性ビタミンは肝臓や脂肪組織に保存されるのでひんぱんな摂取は基本必要ありません。
脂溶性ビタミンには「ビタミンK」もありますが、腸内細菌によって作られるのでここでは触れません。
ビタミンA
猫の場合、ビタミンAは動物性食品からとらなければなりません。
犬ならニンジンやかぼちゃなどに含まれる「β-カロチン」からレチノール(ビタミンA)へ変換できる。
しかし、猫はβ-カロチンからビタミンAへの変換ができないため、動物性食品からとる必要があります。
- レバー
- 卵黄
- タラの肝油
レバーは解毒する器官なので、品質には気をつけましょう。
とり農園さんのレバーのミンチをすすめていますが、多頭飼いならまだしも、1匹・2匹だと量が多いのが難点。
「なみかた羊肉店」でレバーまたは内臓ミックスを買うのもおすすめです。
なみかたさんの羊の内臓ミックスには、「非加熱の胃袋」と腎臓が含まれているからとってもいいんです!
あとは、こういうおやつ的なものでもいいですね。
材料もシンプルだし、犬のおやつとしては評判がいいようです。
また、帝塚山ハウンドカムのレバー入り鶏肉はうちの子に好評だったので、それでも。
タラの肝油には、ビタミンAだけでなくビタミンDも含まれます。
そういった意味では、タラの肝油もいいですね。
ナウのこのタラ肝油は「DHA、EPA」などのオメガ3も含まれていますので、お得。
まあ脂溶性なので、そこまで気にしなくて大丈夫。
卵黄をあげていれば、たまにレバーなどをあげれば十分でしょう。
ビタミンD
ビタミンDは、日光をあびることによって体内で合成されるので特に気にしなくて大丈夫です。
室内飼いで窓越しにも太陽をあびないのは、あまりよくないので、日光をあびる工夫はしてあげてください。
ビタミンDを多く含む食品はこんな感じ。
しらすやいわし、鮭はあげやすいのでそれらをたまにあげてれば大丈夫。
ビタミンDは免疫に関わっていて、人間の方では不足している栄養素として言われていますが、猫ではまだわからないですね。
猫エイズの子とかは、多めにあげてもいいかもしれません。
ビタミンE
脂溶性ビタミンの中で一番気にした方がいいのは、ビタミンE!
抗酸化作用があり、老化の促進をおくらせるので食品以外にもサプリメントを常備しておいた方がいいです。
ストレスがかかった時には、ビタミンCどうように増やしたいもの。
- アーモンド
- 卵黄
- かぼちゃ
ビタミンEのサプリメントを選ぶ際は、天然型である「d-α-トコフェロール」を含むものを選びましょう。
合成型のビタミンE(DL型)は効果が弱いので、必ず天然型を。
\iHerbは割引きあり!/
わたしは「d-α-トコフェロール」を含むミックストコフェロールを利用しています。
他のタイプのトコフェロールにも健康効果がありそうなので、今はこれを選択中。
わたしも同じビタミンEをめっちゃ飲んでます!
ビタミンEのサプリメントをあげる時は、ビタミンCも一緒にあげるのがおすすめ。
抗酸化の機能をはたしたビタミンEは、酸化物になってしまいます。
しかし、ビタミンCがあれば再びビタミンEに戻れるからです。
- ビタミンEのサプリメントは、キャットフードをあげていても絶対あげた方がいい。
ドライフードなんてすでに酸化しているものですからね。
ドライフードだけをあげる限り、身体の酸化は促進するばかりです。
ビタミンに関しては、藤川先生のこの本がおすすめです。
まとめ
それぞれのビタミン源として何をあげればいいかをまとめました。
脂溶性ビタミンはしょっちゅうあげる必要がないんだから、ビール酵母とローズヒップさえあればとりあえず大丈夫。
手作りご飯の栄養バランスを気にする人は多いですが、少し崩れたぐらいでどうにかなるなら猫はいま存在していません。
キャットフードを売りたい人たちにとって、栄養バランスが・・・っていうのがいちばん批判しやすい理由です。
みなんさんを不安にして、手作りご飯を広めないよう布教活動をしているの。
自分だってそんな栄養バランスが整った食生活をしていないはず。
わたしだって言うほどちゃんとしてないから大丈夫です。
健康な猫なら全然気にする必要なし。
猫の手作りご飯のやり方に関する記事は以下にまとめてあります。
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