猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
膀胱炎の猫の食事はドライフードをやめることが一番!【手作りご飯が最高、せめてウェットフードを】
猫は「膀胱炎」や「尿路結石」など尿の病気になりやすい性質があります。
ただでさえなりやすいのに、それに拍車をかけているのは「ドライフード」
膀胱炎の猫のためにドライフードを探すのではなく、ドライフードをやめることが治療の第一歩です。
膀胱炎や尿路結石は猫に苦しみを与える。
ご飯ひとつでその苦しみが取り除けるなら、簡単だと思いませんか?
この記事では
- 膀胱炎に手作りご飯が有効な理由
- 膀胱炎のケア
を紹介します。
手作りご飯は完全じゃなくても大丈夫です。
また、ウェットフードでもいいです。
とにかく、ドライフードをやめることが膀胱炎の一番の治療です!
- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
*2023年4月の記事を加筆・修正して再アップ。
猫は膀胱炎や尿路結石になりやすい
猫は砂漠出身のため、尿を少なく、なるべく濃くして出す性質があります。
そのために、おしっこ関係の病気になりやすい。
膀胱炎や尿路結石など尿の病気を総称して「下部尿路疾患(英語ではFLUTD)」と呼びます。
下部尿路疾患の症状としては、こんな感じ。
- 頻繁にトイレに行く
- トイレにいってもあんまり出てない
- 血尿
- 排尿時の痛みで鳴く
- トイレではない所でてしまう。
これらは通常、膀胱に炎症が起きたり、尿路に結晶や結石ができたりして起こります。
しかし、尿を濃縮する猫でも「尿のph」が正常なら特に問題はおきません。
- 猫の尿は、本来「弱酸性」
尿が「弱酸性」であれば、結晶があっても問題はないのです。
尿がアルカリに傾くことで、結石ができやすくなる。
また
- 水分がたくさんあれば結晶ができても洗い流すことができる
尿がアルカリに傾く一番の原因は「植物性タンパク質の多いドライフード」
ええ、やっすいドライフードです
さらに、ドライフードは水分が少ないから、結晶を洗いながすこともできない。
膀胱炎や尿路結石にたいしてドライフードは最悪なのです。
それは療法食であろうと同じ。
療法食といえどドライフードなら意味がない
結石にも種類があり、猫で最も多いのが
- 「ストルバイト結石」
この結石の成分として「マグネシウム」があるから、マグネシウムをへらしましょう、というのが療法食の考えです。
ええ、よく考えると本当にアホなのかと思うくらい短絡的な発想です。
マグネシウムは身体にとって、とてもとても大切なミネラルです。
たとえ尿中にマグネシウムがあったとしても、尿のphが酸性なら問題はないのです。
おおまかにですが、食材によってペーハーは変わる。
- 肉などの動物性タンパク質は、尿を酸性にする
- 植物性タンパク質や穀類は、尿をアルカリに傾ける
安いドライフードは、基本的に動物性タンパク質が少ないのです。
酸性にする動物性タンパク質が少ないうえに、アルカリにする穀類が多い。
尿がアルカリに傾きやすいことに加えて、水がないので洗い流すこともできない。
療法食といえど、ドライフードなら意味がないのです
獣医だって知識はないし、お金になるから意味のない療法食だって売りますよ。
尿路結石・膀胱炎には水分豊富な手作りご飯が一番
結局、難しいことがわからなくても、膀胱炎や結石予防には水分たっぷりのご飯が一番なんです。
- 手作りご飯やウェットフードなら水分が豊富
- 手作りご飯やウェットフードは基本、タンパク質たっぷり
手作りご飯やウェットフードなら水分が多いので、結晶や結石も洗いながしてくれる。
また、基本手作りご飯やウェットフードはタンパク質が豊富ですよね。
このブログで何度も言っているように、猫は肉食動物。
肉食動物は、肉をメインで食べるので、尿は酸性なのです。
安いドライフードや療法食に使われている穀物や植物性タンパク質が、尿をアルカリ性にする。
ようは本来の食性どおりに
- 肉たっぷり
- 水分たっぷり
これらの食事をすることが、膀胱炎や結石予防に一番なのです。
膀胱炎やストルバイト結石で最悪なのは、ドライフードの出しっぱなし
膀胱炎や結石予防において、ドライフードは最もよくないんですが
- ドライフードの出しっぱなしが一番最悪!
先ほど尿がアルカリに傾くことによって、結石が形成されやすくなるって書きました。
食後は、尿がアルカリに傾きます。
- 1日に何回も食べることは、何回も尿がアルカリに傾くことになるので、結石が形成されやすくなる。
また、何回も食べることは、消化器にも負担をかけるし、腎臓にも負担をかける。
まあ膀胱炎とか関係なく、猫にとってドライフードは最悪です。
「猫の腎臓病がわかる本」の宮川先生も、普段からウェットフードをあげることをすすめています。
オス猫の結石には特に注意しよう
結石ができてしまっても、体外に排泄させるなり、薬か何かしらで溶かせばいいんですが、オスの場合は注意が必要。
- オスの場合、尿道がせまく、長いため結石が詰まりやすい。
最悪の場合、死に至ります。
わたしは20年以上前、まだ手作りご飯も何も知らない頃にオス猫を尿道閉塞による尿毒症で亡くしました。
3~4歳だったと思います。
結石が詰まって、尿道閉塞になると尿が排泄できなくなり、尿毒症を引き起こします。
24~48時間、尿が排泄されないと尿毒症によって死に至る可能性は大きい。
緊急を要するので、頻尿になったらちゃんと時間を見ておいた方がいいです。
特に24時間以上おしっこをしていなくて嘔吐したら、一刻も早く動物病院に連れていってください。
オス猫を飼っていて、結石の経験があるなら、念のため一番近い夜間動物病院を調べておいた方がいいですよ。
猫に多い膀胱炎は「特発性膀胱炎」
膀胱炎の場合、猫で一番多いのが
- 原因不明の「特発性膀胱炎」
なんです。
膀胱に細菌がいるわけではないのに、膀胱炎の症状を示している。
この特発性膀胱炎の原因と言われているのが
ストレス!
猫は環境の変化に弱い生き物です。
猫にとってのストレスの例
- 家を引っ越した
- 住人が増えた(赤ちゃんが生まれた、子猫がきたなど)
- 家具の配置を変えた
- トイレが汚い
- 多頭飼いの場合、他の猫との関係悪化
- 他の猫が病気になったことにより、自分への注目がへった
- 飼い主の負のエネルギー
- 遊びが少ない
- 動ける範囲が少ない
- 飼い主とのスキンシップが少ない
まあ、いろいろありますよ!
現代では、香害や電磁波の影響など猫にとってのストレスは多岐にわたります。
もちろん、飼い主も猫のストレス源になることを忘れないでくださいね。
猫は人の感情に敏感なので、不機嫌だったり負のオーラをまき散らしている人の影響を受けます。
食事を変えることと共に、何がストレスかな?も考えてあげてください。
膀胱炎のケア【クランベリーはひとつの方法】
膀胱炎のケアも結石と基本同じです。
- 手作りご飯やウェットフードなど、水分たっぷりの食事
- 動物性タンパク質を多めに
一般的な膀胱炎には「クランベリー」が有効です。
尿を調べない限り、細菌性なのか特発性なのかはわからないので、とりあえずあげてみるのはいいのではないでしょうか。
クランベリーでおすすめできる商品がこちら。
エクレクティックは、ハーブの品質もよく、信頼できるメーカーです。
レビューを見ると、女性で膀胱炎が再発しないと言っている人が多いので、猫の特発性膀胱炎にも効果ありそうですね。
ペット用では、こちらも良さそう。
有用成分
「ナウペッツ」は、サプリメントでは一番有名といっていい「ナウフーズ」のペット用サプリメントです。
ナウフーズの人間用サプリと同じ基準の品質なので、その点は安心。
ただ、見たところ粒が少し大きい(1,5cmくらい)ので、乳鉢とかでつぶすとあげやすいですね。
まとめ
結局やっぱりごはんは、手作りご飯かウェットと手作りの半々とかがいいですよ。
尿路疾患は、ごはんを変えればいいだけなので、こんな簡単なことはないです。
特発性膀胱炎の場合は、それだけではないかもしれないけどね。
毎日するおしっこで、痛みがあるなんて本当にかわいそう。
とにかく、ドライフードをやめることです!
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いまの時代、ウェットフードもいろんな種類があります。
栄養バランスが心配なら、総合栄養食のウェットフードを使えばいいのです。
手作りご飯で栄養が心配なら、サプリやウェットフード混ぜればいい。
とにかく膀胱炎や結石予防において、ドライフードをやめないと始まりません!
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