猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
リンパ腫の猫、調子悪め【胃に潰瘍ができ、血を吐く】
リンパ腫が一回寛解し、また再燃したうちの猫さん。
今回はいままで効いた抗がん剤が効かなくなりました。
さらに、胃に潰瘍ができたようで食欲も落ち、調子悪めです。
前回からの経緯を説明します。
- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
L-アスパラキナーゼ(抗がん剤)が効かなくなる
リンパ腫が一回寛解したけど、2週間くらいでまた胃壁が肥大してきたのが前回までの話。
その後、胃壁の肥大が最大時と同じくらいになり、少し食欲も落ちてきました。
それで、L-アスパラキナーゼをまた使ってみたんです。
以前は程度の差はあれど、1回使えば確実に胃壁の縮小がエコーで目視できました。
しかし!
5回目は変化が見られませんでした
胃壁に変化はなく、肥大したまま。
それでも、もう一回使えばどうかなと思ったので6回目も使ってみました。
けれども、胃壁に変化はなく、もうL-アスパラキナーゼは効かなくなりました。
さらに体調悪化「嘔吐が増え、血を吐く」
胃壁の肥大はそのままでも食欲があり、嘔吐がないうちはよかったのです。
しかし、12月に入り嘔吐が増え、食欲も少し落ちてきました。
そして12/5に赤黒い胃液を吐いたのです。
胃で出血してる?と思い、病院に連れていきました
エコーで胃を見たところ、肥大している胃壁部分に潰瘍らしきものが見られたのです。
潰瘍から出血しているだろうということで、胃酸を抑える薬を点滴に入れてもらい、薬としても処方されました。
胃酸を抑える薬は「オメプラゾール」
胃酸を抑える薬で嘔吐はしばらくおさまる
胃酸を抑える薬には2種類あります。
- H2ブロッカー
- プロトンポンプ阻害薬( PPI )
H2ブロッカーは、いわゆるガスター。
H2受容体を阻害することで、胃酸の分泌を抑えます。
たいして、プロトンポンプ阻害薬( PPI )は、胃酸分泌の最終段階であるプロトンポンプを阻害することで、胃酸の分泌を抑えます。
比較すると、こんな感じ。
H2ブロッカー | プロトンポンプ阻害薬 | |
---|---|---|
胃酸抑制効果 | 弱い | 強い |
効果の早さ | 早い | 遅い |
持続時間 | 短め | 長い |
主な薬 | ファモチジン | オメプラゾール |
うちの猫がこんかい処方されたのは、プロトンポンプ阻害薬のオメプラゾールでした。
オメプラゾールを点滴に入れてもらうと、それいこく赤黒い胃液は吐かないのです。
でも、念のため薬としても3日くらいはあげていました。
しかし!
薬をやめてしばらくたつとまた吐くように
安心したのもつかのま、薬をやめてしばらくたつとまた赤黒い胃液を吐いたのです。
1週間から10日くらいたつと、また吐くといった感じ。
結局2回くり返し、3回赤黒い胃液を吐いたのです
もうL-アスパラキナーゼが効かなくなってから、治療してもらっていたY病院にはほぼ行っていませんでした。
少し遠いので、点滴だけとかなら近所の病院でも十分だと思ったので。
だけど、近所の病院の獣医さんは知識も技術もいまいち。
このまま近所の病院でなあなあにしてもダメだと思い、治療してもらっていたY病院へ行き薬の見直しをしました。
胃酸を抑える薬だけでなく、胃粘膜保護の薬も処方してもらったのです。
それが「スクラルファート」
アルミニウムが含まれるので、最初提示された時は断ったのですが、今はそれよりも胃粘膜を保護する方が大切。
液体の薬だったので、たくさん常備していたシリンジが役に立ちました。
うちは2.5mlシリンジは箱買いしてます!
いまは
- オメプラゾール
- スクラルファート
この2つの薬をつかい、赤黒い嘔吐は抑えられています。
エコーで見てないので、胃の潰瘍がどの程度かはわかりません。
なんとか落ち着いてきたので、少し安心です!
まとめ
やっぱり、血が混じったものってびっくりしますよね。
でも獣医さんによると、赤い鮮血なら急性のものなのでまだいいと。
赤茶っぽいものだとずっと血が出ているわけで、そちらの方が深刻のようです。
西洋医学の薬はやはり即効性があります。
私ももう少し薬理についても勉強し、うまく使っていきたいと思いました。
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