猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
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慢性腎不全の猫にホモトキシコロジーを使う、という選択肢もある【ホメオパシーの一種】
慢性腎不全の猫に何かできることはないだろうか
この記事では、こんなお悩みにお答えします。
猫が慢性腎不全になり、「腎不全は治療法はない、良くならない」なんて初めて言われたら、ショックですよね。
たしかに確実な治療はないし、機能を失った腎臓は元には戻りません。
しかし、ステージによっても違いますが、猫の慢性腎不全は意外とできることがあります。
今回は自然療法の動物病院で行われているホモトキシコロジーの紹介です。
ホモトキシコロジーは、ホメオパシーの一種ではありますが、全然違います。
遠方の人向けに電話相談もしてくれる病院もあるので、気になる方はぜひ利用してみてください。
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2023年2月の記事を加筆・修正して再アップ。
ホモトキシコロジーとは
「猫を飼っているなら、知っておいてほしいホメオパシーとは」の記事の中でも少しホモトキシコロジーについて書いていますが、もう少し詳しく説明します。
元々はドイツ人医師レッケベーク博士が、ホメオパシーのシングルレメディーの投与では思うような成果が得られなかったことから研究が始まったようです。
基本のホメオパシーというのは、単一の成分だけが入ったシングルレメディーが基本です。
例えばこちら、慢性腎不全の猫によく使われる「アーセニカム」
アーセニカムの原料はヒ素なのですが、こういったものを「シングルレメディー」と呼びます。
ホメオパシーの中にも複合レメディーというのはあるのです。
何回かおすすめしたことのあるこちら。
これはホメオパシーの複合レメディーです。
ホモトキシコロジーは、そもそもホメオパシーとは原料が違うのです。
前述のレッケベーク博士は、生物の病気というのは「毒素」によって引き起こされると言います。
この毒素のことを「ホモトキシン」と名づけ、この毒素を解毒すれば、身体の自然治癒力によって病気は快方に向かう、と。
ホメオパシーには「類似の法則」がありますので、このホモトキシンを原料にして希釈・振とうして作られたのがホモトキシコロジー製剤というわけです。
この説明でだいたい合ってると思う
ホモトキシコロジー製剤を扱っているのは、ドイツのHeel(ヘール)社です。
さらに、ホメオパシーではポーテンシー(30Cとか200Cとか)を混ぜることはないのですが、ホモトキシコロジーでは、ポーテンシーも混ぜているみたいです。
ホモトキシコロジーが遠方からでも受けれる動物病院
ヘールはホモトキシコロジー製剤を獣医師などの医療関係者にしか販売していません。
ですからホモトキシコロジーを処方してもらいたいなら、ホモトキシコロジーを扱っている動物病院へ行くしかありません。
ですが、遠方の人のために電話診療によってホモトキシコロジーを処方してくれる動物病院があります。
横浜にあるこちらの動物病院は、自然療法系の動物病院として有名です。
「電話診療のご案内」から詳細を見てみてね♪
30分 3,000円なので、良心的。
ホモトキシコロジー製剤は、別途宅配便で送ってくれるようですが、こちらの料金はわたしにはまったくわかりません。
ホモトキシコロジーを使うさいの注意点
ホモトキシコロジーは基本はホメオパシーなので、個体差があります。
- 自然治癒力に働きかけるので、個体差がある
西洋医学の薬も多少個人差はありますが、基本的に効果があるじゃないですか。
ですが、ホモトキシコロジーはホメオパシーの仲間なので、みんなに同じように効果があるということはないのです。
わたしは、ホメオパシーの師匠によく言われていました。
食事や生活環境はそのままで、薬をレメディーに変える、というやり方はよくない。
「ホメオパシーの師匠の話」
センサーが効く身体でないと、レメディーは効かない。
センサーをダメにするのは薬などの化学物質である。
薬をレメディーに変えただけでは、「部分」しか見ていないことに変わりはないんです。
前述のプレマ動物ナチュラルクリニックの院長羽尾先生は、ホメオパシーもやられているようなのでそこらへんの考えは理解してくれているかもしれません。
最近、ホモトキシコロジーを扱ってる動物病院は増えました。
しかし、ホメオパシーの原理原則も知らず、ヘール社のセミナーを聞いて導入しただけ、の所はちょっと不安かな。
飼い主さんがちゃんと観察できるなら、そこまで心配はないでしょう。
副作用がないというのは嘘である
これはホメオパシーについても当てはまりますが、「薬のように副作用がない」というのは嘘です。
レメディーにはエネルギーのみで何も入っていないから安心、と思っている人も多いです。
だけど、ポーテンシーで「11C以下」のものには成分が入っています。
そもそもレメディーの場合、副作用という捉え方はちょっと違いますが、レメディーによる悪影響はあるのです。
予期しない反応が起きた時に「好転反応」なのか「プルービング(意味はググってね)」なのか「悪化」したのか素人ではその判断が難しい。
シングルレメディーならば、反応も予測しやすいですが、複合レメディーは反応が予測できません。
ホメオパシー自体は結構歴史があり、1800年あたりから確率され、海外ではポピュラーなものです。
それに対してホモトキシコロジーは、前述の博士が研究していたのが1930年代ですから、100年もたっていない。
歴史はもちろんホメオパシーより浅く、ホモトキシコロジーを調べると出てくるのは動物病院や動物に対してのものばかり。
なんで、人間の分野では全然話を聞かないんだろう
でも、プレマの羽尾先生なら経験も豊富そうですし、何か予期せぬ反応があっても対応してくれるでしょう。
まあやっぱり、通えるのが一番安心っちゃ安心ですね。
ホメオパシーを扱う獣医師でトップレベルなのはやはり森井啓二先生。
こちらの本以外にもマテリアメディカなどを書かれており、考え方もお人柄もすごく素敵な方です。
参考 しんでん森の動物病院
東京都の北部に住んでいるなら、こちらもいいでしょう。
まとめ
プレマの羽尾先生は、猫の慢性腎不全に対するホモトキシコロジーの使用でいい成果を得ているみたいなので、まずは試してみてはいかがでしょう。
わたしは何回かホモトキシコロジーを使ったことがありますが、まあまあいい感じです。
気になる方は、ぜひ試してみてね♪
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