猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
猫の手作りご飯に使う肉は生肉でも加熱してもどっちでもいい【メリット・デメリットと飼い主の都合で】
猫に手作りごご飯をあげる際のお肉について「生肉」がいいのか、加熱した方がいいのか、悩んだことはありませんか?
この記事では、生肉と加熱した肉のメリット・デメリットについてご紹介します。
タイトルに書いちゃってますが、わたしはどちらでもいいと思います。
それぞれのメリット・デメリットを知り,飼い主さんの考えで選んでいいのです。
ちなみに、うちは生肉です!加熱するの面倒なので!
- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
*2019年2月の記事を加筆・編集しています。
「生肉」と「加熱した肉」どっちがいいの?
わたしは猫に手作りご飯をあげているだけで十分すごいと思います。
だから「肉は生か加熱か」「野菜はどうするか」などはどちらでもいいと思う。
わたしは、「これじゃなきゃ」とか「こうじゃなきゃ」が好きじゃないんですよ。
だって、自分を縛ることになるでしょ。
- 猫には手作りごご飯が一番!猫に愛情があるならできるはずです!!
こんなこと思って、そう発信したら自分にもそれを適用することになる。
忙しかったり、体調が悪かったり、肉の用意を忘れたりした時に自分を責める方に向くこともあるかもしれない。
わたしはとにかく自分を責める傾向が昔からあるので、「こうあるべき」は極力なくしました。
大切なのは
- 自分にとって心地いいやり方
- 続けること
- 猫にとってのQOL(生活の質)
これらをすりあわせて、自分に合うやり方でやるのが一番です。
猫の手作りご飯はつづけなければ意味がありません
でも、確実にダメなのはダメって言いますよ!
むかしマクロビオティックをやっていた時に、自分が肉を扱いたくないから、猫にもベジタリアンでいこうとした人がいたのですが、それはダメ。
- 猫はベジタリアンにはなれません
猫に生肉をあげるメリット
では、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
要は飼い主さんの生活スタイル、やりやすい方法、そして猫の様子を見ながら決めていけばいいんですよ。
ちなみに、ここで説明しているのは肉の場合だけです。
野菜の場合は、人間が生で食べられる野菜は生であげますし、イモ類など加熱する野菜は加熱しています。
ですが、基本はわたしは猫に野菜はあげません。
あとこれは大切なこと。
- 豚肉は生であげない方がいい
わたしが習った15年以上前は、「豚肉は生であげちゃダメ」というのが定説でしたが、いまはそうでもないみたい。
生であげても大丈夫そうですが、そもそも生であげられるほどの豚肉はそう手に入りません。
わたしは生でも加熱でもあまり豚肉はあげません
メリット1、本来生で食べる生き物だから”
猫が健やかに生きるうえで大切なこと。
- 「いかに本来の猫の生活に近づけるか」
「室内飼いしている時点で、自然じゃねえだろ」って感じですが、できることはした方がいい。
そう考えた時に、自然で猫がねずみや小鳥、虫などを食べる時って生で食べるじゃないですか。
だから生肉の方が自然じゃない?ってわたしは思う。
メリット2、生肉の方が消化がいい”
次のメリットとして、「生肉の方が消化がいい」ということ。
まあ、本来生で食べるんだから、そうだろうなって感じですよね。
え?生だと雑菌が心配?
それは後述しています。
“メリット3、加熱による栄養素の損失がない”
加熱することで、水溶性ビタミンや酵素、また猫にとって大切な「タウリン」は減少してしまいます。
- タウリンは、猫にとっての「必須アミノ酸」
- 加熱で壊れるというよりは、水溶性なのでゆでるとゆで汁に流れ出てしまう
- タウリンは、腎臓に多く含まれ腎臓の健康に欠かせない
まあ、ゆでた時はゆで汁に流れ出るので、ゆで汁もあげれば損失は少なくなるでしょう。
猫に生肉をあげるデメリット
生肉をあげるデメリットは、主に細菌関係ですね。
“デメリット1、細菌類の汚染の可能性がある”
生肉で一番心配されるのが、肉についてる雑菌による問題じゃないでしょうか。
猫に関しては心配する必要がありません。
- 肉食動物である猫は、胃酸を多く分泌する
その胃酸によってたいがいの菌を殺してくれます。
年をとって、調子が悪い時はそれがうまくいかないこともあるかもしれない。
そういう時は加熱してあげるといいですよね。
“デメリット2、人間が菌の取り扱いに注意しないといけない”
前述の理由から、猫は生肉の雑菌にも対処できます。
しかし、わたしたち人間は違う。
これらの菌は人間にとって食中毒や感染症の原因になるので、注意が必要です。
- 生肉を取り扱う前後は手を洗う
- 生肉を扱う包丁やまな板は生肉専用にする
- それでも気になる方は、食品用のアルコールスプレーを使う
まあでも、料理する人なら普通にしていることです。
猫に加熱した肉をあげるメリット
加熱した肉にもメリットがあるので、猫の状態によって使い分けるといいですよ。
“メリット1、雑菌を殺菌できる”
雑菌が心配な方は、加熱した肉をあげるのがいいです。
飼い主さんが妊娠中だったりするとちょっとした菌も影響するかもしれないので、加熱肉の方が安全でしょうね。
“メリット2、においがする”
加熱した肉のメリットは、なんといっても
におい!
ゆでたり、特に焼くとにおいがすごくいい!
手作りご飯への移行期だったり、年をとった猫の場合や食欲がない時なんかはこのにおいがすっごい役にたちます。
バターで焼いた肉や魚なんて、人間だって好きじゃないですか。
ちなみにバターは、グラスフェッドがおすすめです。
“メリット3、身体を冷やさない”
年をとってくると、生肉だと消化に負担かかるのかな~ってことがあります。
生肉の方が加熱した肉よりも肉の温度が低いじゃないですか。
まあ、生肉の場合でも湯煎とかして温めますけど。
年をとると、冷えたものが消化しづらい場合があります。
まあ、そんな時は消化酵素を一緒にあげるのがおすすめ。
消化酵素のおすすめは、
昔はもっと小さいものも販売していたのですが、規制が厳しくなったんですかね。
いまはアイハーブで買える消化酵素をあげています。
猫に加熱した肉をあげるデメリット
肉を加熱するデメリットは、なんといってもそのための手間がかかることです。
“デメリット1、手間がかかる”
わたしが生肉をあげている一番の理由はこれかも!
加熱した肉に圧倒的な優位性があるならまだしも、加熱するのって手間がかかるから面倒でしょ!
わたしは大の面倒くさがりなので、そんなちょっとしたことでも毎日続くとストレス。
解凍した生肉にスープかけるか、湯煎するかだけです
“デメリット2、消化に負担がかかる”
肉食動物にとっては、加熱された肉の方が消化に負担がかかる。
まあ本来生で食べているんだからそうでしょうね。
消化に負担がかかるってことは、病気の時や体調が悪いときはその分、免疫に使う分がへるわけです。
消化にばかりエネルギーがかかると、身体の治癒に使うぶんがへってしまいます。
でもこれは、加熱肉くらいではそこまでではないでしょう。
消化に1番負担がかかるのは、なんといっても「穀類主体のドライフード」です。
“デメリット3、加熱による栄養素の損失”
生肉のメリットで「加熱による栄養素の損失がない」というのがありましたね。
ですから、加熱すると栄養素の損失があります。
主にタウリン。
タウリンは本当に大切な栄養素です
天然タウリンの不足が、慢性腎不全の原因にもなると言われています。
腎臓にはタウリンが多く含まれます。
ということは、腎臓の健康にはタウリンが欠かせないのです。
その点でもわたしはやっぱり生肉かな。
加熱食あげて、タウリンのサプリを足すのもいいですけど。
まとめ
「生肉」と「加熱した肉」それぞれのメリット・デメリットを知り、飼い主さんが自分と猫にとっていいと思うことを選んでくださいね。
手作りご飯をあげているだけで、じゅうぶん猫のことを考えられる素敵な飼い主さんです。
基本は猫のことを、プラス自分もね
猫の手作りご飯のやり方に関する記事は以下にまとめてあります。
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