猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
慢性腎不全の猫に使える「エネルギーちゅーる」低リン低ナトリウムタイプを使ってみた!

この記事ではチャオちゅーるのエネルギーが多いタイプ「エネルギーちゅーる」を紹介します。
慢性腎不全の猫にも使える低リン・低ナトリウムタイプです。
わがやの長老猫さんが、今年で22歳になりました。
調子がいいと手作りご飯を食べてくれますが、いまいちのときは「あれイヤ、これイヤ」がひどいです。
22歳の猫さんには、ドライフードもチャオちゅーるもあげます。
食べることが優先だからです。
そんな22歳の猫さんのために「エネルギーちゅーる・低リン低ナトリウム」タイプを買ってみたのでレビューします。


- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
エネルギーちゅーる低リン低ナトリウムタイプとは


エネルギーちゅーるの低リン・低ナトリウムタイプがこちら。
以前にも紹介しています。
ブログ記事を書くために調べたのですが、ちゅーるは種類が多すぎてわかりにくいですね。
- 低リン・低ナトリウムタイプは、上記のまぐろ味しかありません。
また、ネットで買えますが「50本単位」でしか買えません。
うちは基本が手作りご飯だから食べるだろうと思ったし、ほかに4匹いるので買ってしまいました。
1匹だけなら、動物病院で数本買って試してみるのもおすすめです。


大まかな特徴はこんな感じ。
- カロリー2倍(チャオちゅーるまぐろと比べて)
- 1本あたり1000億個の乳酸菌(フェカリス菌)配合
- リンとナトリウムを通常のエネルギーちゅーるの約半分に抑える
- イミダゾールペプチド配合
- タウリン配合
成分と成分値
エネルギーチュール低リンタイプの成分です。


成分
成分値は、ほかのものと比較して表にしてみました。
| エネルギーちゅーる 低リン・低Na | エナジーちゅーる | 腎臓の健康維持に配慮 | |
|---|---|---|---|
| たんぱく質 | 9.0%以上 | 9.0%以上 | 5.0%以上 |
| 脂質 | 3.8%以上 | 3.8%以上 | 4.0%以上 |
| 粗繊維 | 0.1%以下 | 0.6%以下 | 0.1%以下 |
| 灰分 | 1.0%以下 | 2.0%以下 | 0.5%以下 |
| 水分 | 86.0%以下 | 84.0%以下 | 88.0%以下 |
| エネルギー | 約14kcal | 約14kcal | 約12kcal |
| 特徴 | ・エネルギー2倍 ・イミダペプチド ・リン、Na調整 ・乳酸菌配合 ・タウリン配合 | ・エネルギー2倍 ・イミダペプチド | ・エネルギー1.5倍 ・リン、Na調整 ・DHA配合 |
以下はタブをクリックすると、それぞれの商品が見れます。



う~ん、種類が多いし違いが微妙でわかりづらい・・・
エネルギーちゅーるにはタウリンが配合されている


エネルギーちゅーるにしか入っていない成分はこの2つ。
- タウリン
- フェカリス菌
タウリンはめちゃくちゃ大切です。
腎臓というのは、タウリンを多く含む臓器。
タウリンを多く含むということは、「腎臓の健康にタウリンが欠かせない」ということ。
わたしは、このタウリンも腎不全と関係していると考えています。
- 猫は体内合成量だけでは補えないので、タウリンの摂取は必須
猫にドッグフードをあげるな、というのはタウリンなど必須成分がちがうからですね。
また
- タウリンは水に溶けやすく、加熱で破壊される可能性あり
水に溶け出てしまうのは確実。
熱には強い、というデータもありますが、ドライフードだと高温すぎてちょっとどうでしょうね。
だから、ドライフードを食べている猫は慢性的に(天然)タウリン不足で腎臓に負担をかけている可能性大。
タウリンをとるには生肉をあげるのが一番ですが、無理ならサプリメントでもいいですよ。
天然タウリンのサプリメントは少ないです。
どちらの商品も無味無臭みたいなので、好きなものに混ぜればいけるのではないでしょうか。
フェカリス菌は、別にどっちでもいいと思います。
「フェカリス菌は猫の腸内細菌の中で多い」という研究結果があるから配合しているのでしょう。



でも、多いからって有用とは限らないよね?
フェカリス菌配合の「JIN」を使ってもうちの猫には、特にいいことがありませんでした。
レビューはそこそこいいので、フード育ちと手作りご飯育ちの子では腸内環境が違うのかもしれませんね。
高齢猫や慢性腎不全猫が食べないときに使える


22歳で亡くなった猫さんが手作りご飯も、ウェットフードも食べないときにエネルギーちゅーるをあげていました。



ちゅーるはね、やっぱり最終手段にするのがいいですよ
- 猫においては何よりも「食べること」が大切
食べないことの弊害に比べたら、質の悪いものだって食べるほうがいいです。
22歳の猫さんには、たまにドライフードもあげていました。
こちらは成分的に良さげでしたね。
- 牧草のみを食べて育ったグラスフェッドの牛
- ホルモン剤を使用しないで育てた鶏
成分的には素晴らしいけど、オーストラリア原産なので輸入時の温度管理が心配ですね。
たまにしかあげないなら、悪かった場合も影響は少ないでしょう。
食べない子のためだったら、ドライもあげるけど、若い猫にあげるもんじゃないですよ。
いろいろ試して本当にドライしか食べないなら、仕方ない。
でも、試してもないのにドライだけってわたしからしたら「怠慢」ですよ。
猫のためにそこまでの労力かけられない、ってことでしょ。
とにかく、ドライも含めちゅーるなども味の濃いものは最後にとっておくほうがラクですよ、という話でした。
低リンではないけど、エネルギーちゅーるには「とりささみ」もある
エネルギーちゅーるの低リン・低ナトリウムタイプは、まぐろのみですが低リンでないなら「とりささみ」もあります。
| 低リンタイプ | そうじゃないタイプ | |
| リン | 0.14% | 0.28% |
| ナトリウム | 0.14% | 0.48% |
まぐろより、とりささみの方が安全性は高いでしょう。
まあ高齢猫なら、好みのほうをあげればいいんじゃないでしょうか。
ここでひとつ疑問を書いておきます。
普通のちゅーるで腎臓に配慮したタイプがあるんですね。
これの裏に書いてあるリンとナトリウムの数値が、低リンタイプより低いんですよね。


「0.06%」って低リンタイプの「0.14%」より低いですよね。
上で書いた表にある通り、腎臓に配慮タイプのエネルギーは通常のチュールの1.5倍の「12kcal」



エネルギーちゅーると2kcalしか変わらんし、こっちでもいい気がする
なんだかんだ結局、腎臓に配慮タイプのとりささみが一番いいんじゃ、って気がしてきました。
でも、エネルギーちゅーるに入っている「タウリン」はいいですからね。
まあ、何を求めるかですね!
まとめ


チャオちゅーるは、種類が多すぎてわかりにくいですね!
猫に関しては知っているか、知らないかで猫の命運を左右することはあります。
これからも使えそうなもの、便利そうなものは随時紹介していきますね。


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