
猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
猫の慢性腎不全は治癒はしません。
一度ダメになった腎機能は回復しない。
ただ、進行を抑えるのに有効だと言われている薬がいくつかあります。
わたしはなるべく薬は使いませんが、慢性腎不全の場合はある程度必要だと思います。
今回は猫の慢性腎不全で有効とされている薬の中から「セミントラ」を紹介します。
*2022年1月の記事を加筆・修正して再アップ。
今のところ、猫の慢性腎不全に有効だと言われている薬は3つです。
有効成分やその他を比較した表がこちら。
薬名 | 有効成分 | 形状 | 発売年 | 回数 |
---|---|---|---|---|
フォルテコール | ベナゼプリル | フレーバー錠 | 一番古い | 1日1回 |
セミントラ | テルミサルタン | 液体 | 2014年 | 1日1回 |
ラプロス | べラプロスナトリウム | 錠剤 | 2017年 | 1日2回 |
フォルテコールが一番古く、セミントラが2014年発売、ラプロスが2017年発売で一番新しいもの。
わたしが慢性腎不全の介護をしていた14年前はフォルテコールしかなかったですが、増えましたね。
今回はその中で「セミントラ」について検証してみます。
ラプロスは発売されてから日が浅いうえに高いので、わたしならまずはセミントラを試すかな。
値段は病院によっても違いますが、だいたい1ヵ月分が6,000円から10,000円です。
セミントラは今回ご紹介する輸入サイトを使えば、本数によっても変わりますが、値段が1本あたりだいぶ安くなります。
慢性腎不全の介護は長期にわたることが多いので、値段は本当に大事です。
セミントラの効果は大きくわけて2つ。
その前に腎臓の働きや、慢性腎不全の症状を知りたい方は、「猫の腎不全には手作り食が有効!進行を遅らせるために手作りしてみよう!」を見てみてください。
タンパク質というのは、身体を作るうえでとても大切な栄養素なので、健康な腎臓なら尿に排出されることはないんです。
それが
ざっくり言うと、腎臓は血液をろ過しているのですが、本来ならろ過している部分をタンパク質が通過することはない。
タンパク質が通過してしまう状態は、異常なのです。
通過したそのタンパク質が、腎臓の組織にダメージを与えるのでタンパク尿はやっかい。
セミントラはそのタンパク尿を抑えるのに有効です。
尿検査でタンパク尿が出ている子には試す価値がありそうですね。
腎臓ってたくさんの血液をろ過するために、一定量の血流が必要なんですね。
だから、血流が落ちている時に、血流をあげるために腎臓自身が「血圧をあげるホルモン」を分泌して血流を増やすんです。
「レニン」というホルモン。
血流が増えるのはいいんだけど、高すぎる血圧は腎臓の血管に負担になります。
腎臓の血管に負担がかかったり、血管が傷つくと、残った腎臓の負担は大きくなる。
高血圧は、残った腎機能にさらなるダメージを与えるのです。
高血圧は、腎臓によくない。
セミントラの有効成分「テルミサルタン」は、血管拡張作用があり、血圧を下げてくれるのです。
血圧を下げる、という点においては「セミントラ10mg」のほうが優れています。
「セミントラ10mg」は、国内唯一の高血圧症の承認をえた動物用医薬品。
赤いパッケージの10mgは、青いパッケージのセミントラより濃度が濃いもの。
濃度がこい分、猫にあげる量は少なくすみます。
シリンジであげるのに苦労するなら、少ないほうがいいですね!
慢性腎不全の猫にあげるので、薬の排泄のさいも腎臓に負担はかけたくない。
その点セミントラは
一般的に薬の排泄は、2通り。
尿中排泄の薬のばあい、腎臓に負担をかけたり、排泄速度が低下して副作用が強く出てしまったりします。
その点、セミントラは便から排泄されるから安心ですね!
セミントラは、やっぱり薬ですので、用法・容量を守ることが大切です。
セミントラ、そしてフォルテコールもそうですが、
ですから、輸液を使ってうまく脱水がコントロールできる程度のステージでないと効果が望めないでしょう。
ステージ4など、慢性腎不全が進んでいると輸液をしていても脱水が補正されていないことがあります。
そのときには使うべきではないので、そこらへんは獣医さんと相談しましょう。
セミントラは液体の薬なので、猫にもあげやすいです。
わたしはあげやすいと思うのですが、逆にあげにくいと言う人もいました。
シリンジがついているので
シリンジであげる場合のあげ方ですが、猫の前からあげるのはやりづらい。
わたしはホメオパシーのレメディをあげるために、シリンジはよく使います。
このように後ろから奥歯にさしこんでピュッとあげるとやりやすいですよ。
また、シリンジは口の中に入れたなら、毎回洗うようにしましょう。
人間もそうですが、口の中というのは本当に菌が多い!(悪い菌含む)
セミントラがあげられるのは、慢性腎不全のステージ2~3と言われています。
腎臓の数値も高く、末期の腎不全では使ってはいけないそうなので、そこは十分に獣医さんと話してください。
副作用も最初に下痢や嘔吐がある子もいるようですが、比較的少ない。
血圧を下げる効果があるので、容量は必ず守りましょう。
あとは、あくまで薬ですので、代謝や解毒をする肝臓になんの負担もないのか、といったらそんなことはないでしょう。
薬を使っている場合、肝臓の数値も定期的にチェックしましょう。
ただ、肝臓の方が再生能力もあり、余力も大きいので、腎臓にとっていいなら続ける価値はありますね。
今回、この記事を書くためにしっかり調べてみたのですが、セミントラは意外と良さそう。
どちらも事実ですからね。
フォルテコールの方が昔からある薬なので、フォルテコールでもいいと思います。
正直どれが効く効かないかは個人差があります。
そして獣医によっておすすめも違ったりする。
ですから、かかりつけの獣医さんがすすめるものから始めるのがいいでしょう。
病気の猫がいると、なんとしても良くしてあげたいと思うのが飼い主。
わたしも良さそうなものは全部試してみて、色んな知識がつきました。
慢性腎不全にはごはんを手作りにするのが本当は一番いいんですが、不安もあるでしょうし、できない人もいる。
わたしは結構時間に余裕がありますので、調べられるものは調べてブログに書いていきますね。
慢性腎不全で苦しむ猫が1匹でもへることを願って。
なんでもかんでも薬に頼るのはよくありません。
だけど、うまく使えるところは使ったらいいと思います。
どちらにしろ、猫の状態をよく観察し、血液検査の結果を考慮しながらいろいろ試してみてください。
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