猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
猫は肉食動物!猫の食性を知り、猫に最適な食事をあげよう【手作りご飯が最適!】

猫の食事を考えるうえで「猫が肉食動物である」ということを考えるのはとても大切です。
肉食動物の猫にとって、自然な理想的な食事は「ねずみ」。
ねずみをひもとくと、あげたいもののバランスもわかってきます。
ねずみという理想から、猫の食事はどんなものがいいのかを考えてみましょう。
- 「肉食動物である」とはどういうことか
- 穀類が猫の身体にとにかく負担をかける
猫の食性から考えて、わたしは肉をあげろというより、穀類をあげるな!と言いたい。



穀類は猫の消化器に負担をかけます。消化器に負担がかかると、身体の治癒は遅れます。
手作りご飯がいいよ、というより「ドライフードは本当に最悪だよ!」ってことが言いたいんです!


- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
*2022年1月の記事を加筆・修正して再アップ。
「猫は完全肉食動物である」という意味を理解する


猫の食事を考えるうえで、猫がどんな生きものかを知らないといけません。
その中でも
- 猫は完全肉食動物である
これを理解することが本当に大切です。
ちなみに、人間は雑食動物、犬は雑食寄りの肉食動物です。
猫は肉がなければ、生きていけない
完全肉食動物とは、肉しか食べてはいけないのではなく、
- 肉がなければ生きていけない
ということです。
猫はベジタリアンにはなれないよ
マクロビやヴィーガンを実践している人の中で、猫をベジタリアンにしようとする人がいます。
それは絶対ダメ!
獲物丸ごとが理想の食事
猫にはねずみ、ってイメージはありますよね。
ねずみは、本当に猫に理想的な食事なんです。
- 猫でも狩りをしやすいサイズ
- 丸ごと食べられる
ねずみを丸ごと食べることを理想として、そのなかで出来る範囲を実行していくことが大切です。
- 丸ごとだから、肉以外に内臓も骨も血液も食べる
- 内臓や骨や血液に、ビタミン・ミネラルが含まれる
- 穀類や植物は獲物の腸内で消化されている & 少量
猫の食事を考えるうえで、この「穀類や植物は獲物の腸内で消化されている」はめちゃくちゃ大切です!
猫は穀類の消化は苦手である
猫は、「穀類や植物は獲物の腸内で消化されたもの」を食べてきたのです。
自分で消化する必要がなかったので、雑食動物よりもその機能が退化しています。
- 猫は唾液に糖質分解酵素(アミラーゼ)を含まない
- すい臓のアミラーゼ活性も低い
人間の場合、唾液に糖質分解酵素を含むうえに、「噛む」という行為もあるので、糖質は分解しやすい。
お米を噛んでいると、甘く感じてきますよね?
あれは、噛むことで糖質が分解されてきたからなんです。
猫は噛まないうえに、唾液に糖質分解酵素を含まない。
- 糖質の分解をすい臓に頼りっぱなし!
すい臓からでる糖質分解酵素も雑食動物よりは少ない。
ということは、すい臓は大忙し!
すい臓に負担をかけるから、その機能も低下しやすい。



疲れたよ~。もうインスリンあんま分泌できないよ
糖質の分解が苦手な猫のすい臓を酷使することで、
血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンの分泌が低下するのです。
血糖値を下げるホルモンは、インスリンのみですからね!



猫に糖尿病が増えてきたのは、絶対ドライフードが原因!
元々、インスリンが効きにくいんだから、やっぱり穀類は必要ないんです!
それに
- 猫の消化管は、体調の約4倍ほどしかない
これは穀類を消化するのには、適していない。
穀類を消化するのには、より長い消化管が必要です。
これだけ穀類の消化が苦手な猫に、穀類をあげつづけるから以下の疾患が増えてきたのです。
- 糖尿病
- がん
がん細胞は、糖質をエサにしますからね。
猫の自然な食事から手作りご飯を考える
猫の食事は「ねずみなどの小動物が理想」という所から、猫にとっての理想的な食事を考えましょう。
とにかく猫に穀類は必要ない


わたしが何よりも主張したいのが
穀類をたくさんあげるな!
もう、本当にこれ!
たまにはいいですよ。たまになら。
でも、穀類いりのドライフードなんて、猫が常に食べるものではありません。
安い糖質がメインの安いキャットフードを食べさせて、病気にさせて、病院をもうけさせているんですよ!
病院にお金を使うんじゃなく、食べ物にお金をかけて!
仕方なくドライフードをあげるなら、
- 必ず「原材料の一番最初に穀類がこないもの」を選ぶこと。
どうしてもドライフードしか食べない猫のために、選ぶとしたらで最近ドライフードもチェックしています。
選ぶとしたらここらへんでしょうか。
フィーラインナチュラルは、ドライフードというよりフリーズドライですね。
この値段なら普通に手作りご飯の方が安いけどね。
HAPPY CATのこの商品は穀類は不使用です。
ポテトが入っているけど、穀類よりはましでしょう。
猫はたっぷりのタンパク質が必要
- 猫は肉食動物であるため、犬の約2倍のタンパク質を必要とします。
いないとは思うけど、猫にドッグフードはダメですよ。
猫は一定量のタンパク質をエネルギーに利用するので、タンパク質の必要量が多いのです。
そして、必ず食事からとらなければいけない必須アミノ酸に
- タウリン
- アルギニン
があります。
ただ、これらのアミノ酸は動物性食品に豊富に含まれているので、肉・魚・卵などを食べていれば不足することはないんです。
詳しい栄養素の話はこちらでしています。
糖質はいらないけど、脂肪は必要
猫は糖質を必要としないので、糖質から供給されるエネルギーを脂質で補ってあげることが大切です。
猫は糖質を食べる必要はないですが、「ブドウ糖」は赤血球の唯一のエネルギー源なので必要なんです。
え?矛盾してるって?
猫は、脂質やタンパク質から糖をつくる機能「糖新生」が活発に行われるので、消化しにくい穀類をわざわざあげる必要はないんです。
今までの理由を加味すると、鶏のもも肉が一番理想的。
比較的あげやすい肉の中で一番小さく、もも肉なら脂肪も適度についてますからね。
ギーやバターを加えるのもいいですよ。
できたらグラスフェッドのものを選んでください。
このギーは成城石井やカルディでも売ってる
このグラスフェッドバターは業務スーパーに売ってる
カロリー計算なんて必要ない
「猫は肉食動物である」っていうことから考えると、猫の手作りご飯にカロリー計算や細かい栄養バランスなんて必要ないんです。
だって、
獲物がいつもとれるとは限らないでしょ!
獲物がいつもとれる前提の身体だったら、多分生きのびてない。
これはもちろん人間でもそうだけど、生き物って調整能力があるんですよ。
少し食べられない、バランスが悪いくらいでどうこうなっては、絶滅するよ!
これは猫の手作りご飯の栄養バランスを気にする人全員に聞いてみたい。
- 「じゃあ、あなたはさぞかし毎日バランスのとれたご飯を食べているんですか?」
自分だって、だいたいで元気でいるのに、なんで猫にはそこまで気にするのかが本当にわかりません。
多分、責任だよね?
自分の責任で手作りご飯をあげて、猫に何かあったらどうしよう、ってことだと思う。
それって、結局「猫より自分」ってことだよね。
まとめ


「猫は肉食動物である」これは本当に頭においてほしい。
自然を手本にすることが大切です。
自然から学ばなければ、金目当ての人にだまされるだけ。
賢い飼い主になってください。


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