猫の手作りご飯歴15年のかなえです!
猫の手作りご飯は誰でもできます。わかりやすいように解説しています。
猫に皮下点滴(輸液)をする際に気をつけたいこと【入れすぎは本当に危険!】
猫に点滴をしてもらう際の注意点を知っていますか?
慢性腎不全の時や病気の時に皮下点滴をすることがあると思いますが、点滴の量やその後について気をつけていますか?
点滴にまつわる問題や経験から、気をつけたい点をお伝えします。
- 皮下点滴をする際に気をつけたいこと
- 多すぎる輸液は本当に危険
皮下点滴は適切にやれば、猫の生命力を後押ししてくれるものです。
しかし、皮下点滴を入れすぎることは命にかかわり本当に危険です。
猫はロボットではないのです。
ガソリンのように何も考えずに皮下点滴を入れすぎる獣医がいるので、本当に要注意です!
多すぎる輸液は本当に本当に危険です。
- 猫の多頭飼い歴25年
- 手作りご飯歴15年
- ホリスティックケアカウンセラー
- 元ホメオパス
*2021年4月の記事を加筆・修正して再アップ。
皮下点滴は入れればいいってものじゃない
慢性腎不全の猫さんのケアをしている方はおなじみの皮下点滴。
補液や輸液とも言います。
- 不足している体液を補うこと
これが目的です。
ですから、その猫の状態によって入れる量は変わってきます。
一般的に
- 1kgあたり 30ml
これくらいが限度と言われています。
しかし、わたしの経験や聞いた話からもっと多くの点滴をされていることが多いようです。
- 多すぎる輸液というのは心臓に負担をかけ、最悪、肺にたまって肺水腫になります
皮下点滴を経験したことがある方はわかると思いますが、皮下点滴をすると、入れた水分が猫の腕のところに振袖みたいにたまります。
本当に振袖です
上腕部にだら~んとなります。
皮下点滴をした時は
必ずこの振袖がどれくらいでなくなったかチェックする必要があります。
慢性腎不全でしょっちゅう病院へ行っていても毎回こまかく観察しましょう。
猫の皮下点滴で注意したいこと
猫の皮下点滴で注意したい点をまとめますね。
- 皮下点滴の量
- 息が早くなったり呼吸が荒くなっていないか
- どれくらいの時間で吸収したか
輸液する量が本当に大切です。
急にいつもくらいの時間になっても、振袖のままだったら何かあります。
- いまのその猫にとって輸液量が多かったのか
- 吸収できる量がへったのか
脱水の程度がひどいほど、輸液を吸収する力はおちます。
脱水がひどい子ほど、たくさん輸液をしたくなりますが、それは危険です。
輸液が少なくても、すぐにどうこうはなりません。
足すことは簡単にできる。だけど
- 多すぎた皮下点滴は、生命に関わることもあります
多すぎる輸液が、身体にかける負担とは
多すぎる輸液が身体に与える影響はいくつかあります。
- 心臓に負担をかける
- 肺水腫
- 高血圧の悪化
多すぎる輸液で心臓に負担がかかると、「肺水腫」のリスクが高まります。
肺水腫のばあい、呼吸が早く、多くなります。
- 息が早くなっていないか?
- 呼吸が荒くなっていないか?
輸液をしたら、呼吸は要チェックです!
また、多すぎる輸液は、高血圧を悪化させる場合があります。
輸液をすることは慢性腎不全の猫に多いですが、慢性腎不全の猫の最大で6割ほどが高血圧であるといいます。
- 高血圧は、腎機能に負担をかける
高血圧と腎機能の関係は、こちらの記事で説明しています。
また、輸液をするまえに、獣医さんは聴診器をあてていますか?
- 多い輸液は心臓に負担をかけるので、点滴の前に心拍を測ることは必須です。
何かの理由で心拍が落ちていたら、輸液量をへらさないといけません。
とくに慢性腎不全で、しょっちゅう行っているとおざなりになりやすいもの。
飼い主さんが毎回しているかチェックしましょう。
点滴を多くいれようとしたクソ獣医の話
数年前、実家の19歳猫さんのケアのため母と一緒に行った病院の獣医さんは本当にひどかったです。
ごはんを食べなくなって、水も飲まなくなったので、ほぼ毎日皮下点滴に行っていたんですね。
ある日、次の日がその病院のお休みの日の皮下点滴で。
明日は休みなので、150ml入れときましょう
って言われたらしいんです。
いや~、わが耳を疑ったよね。
猫はロボットじゃないんだぞ!💢
明日はお休みだから、多めに入れときましょう、って、ガソリンかなんかと勘違いしているんじゃないでしょうか。
その子の「今」にとって最適なことをするのが医療。
明日休みなら、そんなの点滴くらい他に行けばいいだけの話なんです。
都会に住んでいれば、動物病院なんてそこらへんにたくさんありますからね。
ネットや聞いた話でも猫に200~250mlの輸液をしている人がいて、本当に頭がおかしいんじゃないかと思いますよ。
そんな人に任せてたら、まじで猫が殺されます。
まとめ
いざ輸液をする時になって慌てないために、今回書いた注意点はしっかり頭の中に入れておくのがおすすめです。
- 皮下点滴の量
- 息が早くなったり呼吸が荒くなっていないか
- どれくらいの時間で吸収したか
あなたの猫を守れるのは、あなただけ。
獣医は、みなさんが思っているより優秀ではありません。
ポンコツだと思って疑うくらいがちょうどいいです。
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