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がんやリンパ腫の猫に糖質たっぷりのドライフードをなぜあげるの?【糖質でがん細胞はどんどん増殖】

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がんになってもまだドライフードをあげるの?

この記事ではがんやリンパ腫の猫にドライフードをあげることがいかによくないかを紹介しています。

ドライフードには糖質が多く含まれます。

糖質はがん細胞にとって、かっこうのエネルギー源。

がん細胞はブドウ糖中毒」と言われるくらい、糖質をあげることはがん細胞にエサをあげているのと同じこと。

がん細胞におとなしくなってほしいのに、エサをあげてどうするの?

リンパ腫が寛解したうちの猫にも一切糖質はあげていません。

かなえ

猫を守るためにどうか知識をつけてほしいです

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がんになってもまだ猫にドライフードをあげるの?

うちの猫のリンパ腫が確定した時からずっと、人間のがんの本を読んでいます。

その中でもたくさん出てきたし、一般的にも有名なこと。

  • がん細胞はブドウ糖をエサに増殖する

ブドウ糖は糖質が分解されてできる最小単位

この本のタイトルがすべてを物語っています。

もちろんブドウ糖を絶てばそれで全部がんが治ります、というわけではありません。

でも人間ならまだしも、猫はブドウ糖をゼロにできるんです。

人間の場合、それまでの食習慣もあるし、まったく糖質をなくすのは難しい。

猫はそもそも糖質をとる必要がない、というのはわたしはさんざん言っているつもりです。

ドライフードは本当に1ミリも猫のためにはなりません。

かなえ

猫には本当に本当に1個もメリットないのです

がん細胞にエサをあげることを、猫ががんになってまでするのですか?

わたしからしたら、狂気ですよ。

がん細胞はブドウ糖中毒

がん細胞は正常細胞よりもブドウ糖の取り込みが増えているのです。

その数、なんと 40倍!

がん細胞は正常細胞の約40倍にも上る数のブドウ糖輸送器を駆使し、周辺の血管網から取り込んだブドウ糖をピルビン酸に分解することで、自身の生存に必要なエネルギーを次々と産み出しているのです。

「がん劇的寛解」

ただ、こちらの「ケトン食ががんを消す」では「3〜8倍」となっているので定かではないかもしれません。

どちらにしても、正常細胞よりたくさん取りこめることは確か。

ブドウ糖をどんどん取り込み、がん細胞自身の増殖に必要なエネルギーや細胞を作る成分(タンパク質や脂質)を合成しているのです。

どんどん取り入れて、どんどん消費する。

かなえ

だから、がん細胞は増殖スピードが早いんですよ〜

分裂速度のはやい悪性度の高いがんほど、ブドウ糖を取り込むための輸送器が多いのです。

ここでせめて原料であるブドウ糖をなくせば、がん細胞の勢いを抑えることができます。

がん細胞がアクセルもブレーキも故障した車だとしたら、燃料であるガソリンを抜くほうが早くないですか?

がん細胞という暴走車からとりあえず燃料抜けばよくない?

抗がん剤が車ごと破壊しようとするものなら、それもいいけど、そもそも燃料抜いたら走れないよね?

がん細胞も同じようなものです。

がん細胞の場合、タンパク質や脂質も使えるので完全に燃料を絶てるわけではないけど。

でも、いちばん好きな使いやすい燃料を絶てば、増殖スピードは格段にちがってくる。

人間のばあい、糖質制限はひとによって難しい。

でも、猫はドライフードをあげなければいいだけのこと。

ドライフードしか食べないんです、っていうのはいままでの怠慢の証です。

がんやリンパ腫のせいで調子が悪くてそれしか食べない、ならいいですが。

かなえ

ドライフードを粉末にしてかける、とかとにかく工夫してウェットフードをあげてください

穀類の入ったドライフードが最悪なもうひとつの理由【インスリン】

穀類がトップにくるドライフードはNG!

がん細胞がブドウ糖をどんどん取りこんで、増殖するだけでもやっかいなのに、さらにもうひとつ。

糖質を食べると、血糖値をさげるためにすい臓からでるホルモンがあります。それが

インスリン

このインスリンが、がんやリンパ腫の猫にとって悪い影響を与えます。

  • インスリンはがんの発生や成長を促進させる

猫が糖質の入ったドライフードを食べると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。

このインスリンのなかに「インスリン様成長因子(IGF-1)」というものが存在する。

このインスリン様成長因子が、がん細胞の増殖や転移を促進するというわけ。

かなえ

穀類の入ったドライフードをあげることは、ブドウ糖とインスリン、二重でがん細胞を元気にさせているようなもの・・・

糖質を食べるとインスリンがでて、IGF-1の発生と活性が高まります。

そうなると、発がんやがん細胞の増殖、転移も促進される。

インスリンが出なければ、インスリン様成長因子(IGF-1)も産生されません。

インスリンをなるべく出さないために、糖質をとるのをやめればいいのです。

猫はインスリン抵抗性

元気のないすい臓
疲れているすい臓くん

インスリンが出てきたので、ついでに「インスリン抵抗性」についても触れておきます。

  • 猫は「インスリン抵抗性」です。

ヒトの2型糖尿病もインスリン抵抗性によるもの。

インスリン抵抗性とは、細胞のインスリンの感度が悪いことを指します。

すい臓から血中にインスリンが分泌されているのに、受けとる細胞の感度が悪く、受けとれない。

すると血糖値が下がらないので、すい臓はまたインスリンを出すのです。

またインスリンを出すので、先ほどのインスリン様成長因子IGF-1の発生と活性も高まる。

がん細胞が増殖する方向に勢いがつきます。

培養したがん細胞を使った実験で、培養液のブドウ糖濃度を高めると、がん細胞の増殖や転移や浸潤が促進されます。そして、高濃度のブドウ糖がある状態でインスリンを添加すると、増殖シグナル伝達系の刺激によって増殖や浸潤能はさらに促進されます。これは生体でも同様で、食事のたびに血糖やインスリンが上昇すると、そのつどがん細胞の増殖が刺激されることになるのです。

「ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!」

猫の命に関わることなので、何度も書きます。

猫が糖質を食べるとブドウ糖が供給され、インスリンが出ます。

  • ブドウ糖ががん細胞のエサになり、増殖や転移が促進される
  • インスリンが出ることにより、がん細胞の増殖が促進される

糖質をとることは、ダブルでがん細胞の増殖を促進しているのです!

糖質をあげながらがん治療なんて無理ゲー

動物病院

これらの事実を考えるると、猫に糖質をあげながらがん治療をするのはかなりの無理ゲーです。

糖質をあげなくても、猫のがんやリンパ腫を寛解させるのは難しい。

なのに、なぜやめても猫になんの支障もない糖質をあげるのか。

抗がん剤治療をしているなら、がん細胞を殺したいわけでしょ。

かなえ

殺したい細胞にエサあげてどうするのよ・・・

糖質を制限しないと、増殖するがん細胞に歯止めがかけられません。

その状態で抗がん剤を使いつづければ、正常細胞はどんどんやられていきます。

がん細胞の増殖スピードはすごいんだから!

穀類たっぷりのドライフードをあげているような人は、栄養管理もしていないでしょう。

だから、猫のHPはへるばかり。

がん細胞がおとなしくなる前に、猫のHPが尽きてしまう。

これが多くのリンパ腫の猫さんの結末かと。

まとめ

かなえ的まとめ

猫のリンパ腫やがん治療においてサプリだなんだも大切です。

うちの猫だってたくさん使っています。

でも、糖質をカットすることでエネルギー源を絶てるのですよ。

まず、そこをやればよくないですか?

亡くなってから気づいても遅いのですよ。

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